忽然と姿を現し

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  • 二年前、アキとカオルという二人の若者がこの渋谷に忽然と姿を現した。 垣根涼介『ヒート アイランド』より引用
  • 中島と岸とをつなぐ反橋そりはしの上に、ひとりの女が忽然こつぜんと姿を現していた。 五代ゆう『晴明鬼伝』より引用
  • こんな南の孤島に忽然こつぜんと姿を現したことと同様、にわかには信じがたい話だった。 福井晴敏『終戦のローレライ(下)』より引用
  • 中央の五千ばかりは、しばらく吉田山の陰に隠れていたが、やがて山頂に忽然こつぜんと姿を現した。 安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(上)』より引用
  • そのとき、まるで壁の中からでも現われたかのように、ひとりの男が部屋のすみの暗がりに忽然と姿を現し、こちらへ近づいてくるのが目にはいったからである。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・齊藤重信『シャーロック・ホームズ全集(上)』より引用
  • その奥深く、ダウジングでたどり着いた広場に忽然と姿を現したのは城だった。 事務狂『fate/stay night 月姫 (TYPE MOONクロスオーバーの最高峰、文庫5~6巻のボリューム)』より引用
  • そいつは、広場の炎の向かいに忽然と姿を現した。 秋山瑞人『おれはミサイル(前・後篇)』より引用
  • 間もなく、坂を上りきったあたりにひと際大きな門構えの邸宅が、忽然こつぜんと姿を現した。 東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』より引用
  • 視界に広がる灰色の虚空に、忽然こつぜんと姿を現したものがあった。 ベニー松山『風よ。龍に届いているか(上)』より引用
  • バミューダトライアングルで行方不明になった戦闘機群や巨大な貨物船が、砂漠に失踪当時の姿のまま忽然と姿を現した。
  • 崇は無言のまま、ゆっくりとそちらに近付き、ふいに姿を消したと思うと、さらに数メートル先に忽然こつぜんと姿を現した。 毛利『志生子 カナリア・ファイル~金蚕蠱』より引用
  • メインストリートを少し外れると、一ヶ月前はなかった建物や店が忽然こつぜんと姿を現したように建っていたり、あるいはき消されたように無くなっていたり、やけに時間の経過が速いように思えるが商業主義に毒された現代ではこれが普通なのかもしれない。 谷川流『涼宮ハルヒの分裂』より引用
  • その後岩窟崩壊によって十一面観世音菩薩像は失われてしまったが、しばらくして像が忽然と姿を現したため、1611年岩下に観音堂が建立された。
  • 精霊の森は、リリスの町を離れて平地のなかをしばらく進むと、ゆるやかな丘陵地きょうりょうちのなかほどに、忽然こつぜんと姿を現した。 宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー 上巻』より引用
  • 踊り場へと駆け寄ろうとしたそのとき、熱射のなかでかげろうが立ちのぼるように、影が光に形を得るように、無数の黒い煙の魔物たちが、石と化したヨルダを取り囲んで、忽然こつぜんと姿を現した。 宮部みゆき『ICO 霧の城』より引用
  • 曲がりくねった路地をさらに奥へと進んだところで、窓々から明かりが漏れる古びた長屋が、山奥でひっそりと息づく村のように、忽然こつぜんと姿を現した。 熊谷達也『邂逅(かいこう)の森』より引用
  • そこに忽然と姿を現した少女が、手持ちの竹竿でいとも簡単に大型の鯉やサクラマスを釣り上げ、見物人も驚愕する。
  • それだけに、前夜彼のまえに忽然と姿を現して以来、ともすれば眼前にちらついてはなれない牢獄や絞首台の面影が、なおさら恐ろしいものに思われるのだった。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・齊藤重信『シャーロック・ホームズ全集(上)』より引用