忽ち

全て 副詞
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  • 私は、机を並べていた友達にそのことを訴え、忽ち仲間にしてしまった。 久坂葉子『灰色の記憶』より引用
  • が、あたりを見まわしたと思うとたちまち又鼻の穴の中へはいってしまう。 芥川竜之介『誘惑』より引用
  • 実はひらりと身をかはしたと思ふと、忽ちどこかへ消えてしまつたのです。 芥川竜之介『河童』より引用
  • すると見る間に忽ち広がってぽつーりぽつりと雨が顔に当って来ました。 三遊亭円朝『松の操美人の生埋』より引用
  • スピイスブルク市は忽ち煙草の煙に包まれて何も見えなくなつてしまつた。 森林太郎『十三時』より引用
  • 一行はたちまち武装してしまった上に、更に多数の銃や弾丸を手に入れた。 海野十三『幽霊船の秘密』より引用
  • 私はこの日記を繙くに当つて、忽ち眉を寄せ、脇の下に汗をさへかいた。 岸田国士『懐疑的宣言』より引用
  • 材木の間から向うをのぞいたが、忽ち眼を丸くして舌をダラリと出した。 夢野久作『黒白ストーリー』より引用
  • しかし妻の収入がなかったら、私達の生活は忽ち破壊されてしまう。 外村繁『澪標』より引用
  • すると忽ち或る山の中の村落が彼の夢の中へ入つて來たのである。 木下杢太郎『少年の死』より引用
  • 彼はこの数日以来、門の内へはいるが早いか、たちまち妙な臭気を感じた。 芥川竜之介『玄鶴山房』より引用
  • お梶さんは写真を手にして、一と目見ますと忽ち変な表情をいたしました。 大倉燁子『蛇性の執念』より引用
  • 忽ち地上へ穴が開く、地下室へ通う階段がある、それを二人は下りました。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • 地が裂けながら持ちあがると、家も人も動物も忽ちそこに呑み込まれた。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • ひとたび左う云はれると忽ちもう私は、いつもと違つて見得もなかつた。 牧野信一『武者窓日記』より引用
  • それを聞くとどうしたものか、先生の気がたちまち大きくなりました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • そこで激しい薬を使つて、それをたちまちのうちに雪のやうに白くする。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • そう云いすてゝ支倉は忽ち身を飜えしていずくともなく立去ろうとした。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • で氏郷はたちま物頭ものがしらにして二千石を与えたというのである。 幸田露伴『蒲生氏郷』より引用
  • 忽ち入り乱れる足音が邸の四方から聞こえて来たが、庭の方へなだれて行く。 国枝史郎『大鵬のゆくえ』より引用
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