忠節を尽す

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  • 自分に忠節を尽してくれた武日のためにも父王の意に従わなければならない。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 5 東征の巻(下)』より引用
  • 少し年をとりすぎているが、秘密を守って忠節を尽してくれるのはたしかなようだ。 松本清張『証明』より引用
  • 一、忠節を尽す者は取り立てるが、抵抗する者は自害させるか、追放せよ。 池宮彰一郎『本能寺(下)』より引用
  • 傍らで初年兵は「一、軍人は忠節を尽すを本分とすべし」と唱えている。 五味川純平『虚構の大義 ─関東軍私記─』より引用
  • ひたすら、徳川家のため、家光のために、彼女は、忠節を尽したのである。 柴田錬三郎『嗚呼 江戸城(下)』より引用
  • その点青魚は男具那の人柄にかれ、政治の動きには関係なく、男具那に忠節を尽していた。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 1 大和の巻』より引用
  • 国前王は感激し、今後も男具那王子に忠節を尽す、と述べた。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 3 西戦の巻(下)』より引用
  • 家臣が、あるじに忠節を尽すのは、主家の家柄や禄の多寡によってではない。 池宮彰一郎『本能寺(下)』より引用
  • 部下が男具那を慕い、忠節を尽すのも、男具那が勇と優を備えているからである。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 1 大和の巻』より引用
  • 蝦夷も入鹿も、自分達が数年後滅び、自分達に忠節を尽していたこの両名が、左右大臣に抜擢されることは夢にも思っていなかったであろう。 黒岩重吾『落日の王子 蘇我入鹿(上)』より引用
  • それに加藤も風の如く来り風の如く去るとあっては、中村と僕とが顔見合せて長嘆息し、ますます文学に忠節を尽して二人だけの勉強会に精を出すのも、時の非運といったものだろう。 福永武彦『第三随筆集 枕頭の書』より引用
  • 同じ田口臣だが筑紫は石川麻呂の腹心になり、川掘は入鹿に忠節を尽している。 黒岩重吾『落日の王子 蘇我入鹿(下)』より引用
  • ことにエレン・エレスコブのためには、損得や利害を抜きにして忠節を尽して来たつもりである。 眉村卓『不定期エスパー3』より引用
  • ルイ十八世ならびにシャルル十世の高官のうちでも最も忠節を尽したサン=メラン侯爵は数多くの友人を持っていたし、ヴィルフォールに対する社会的な義理から参列している人たちも加わって、おびただしい数の人が集まっていた。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(4)』より引用
  • 三河以来、身命をなげうって忠節を尽した者どもの子孫に、貸し与えて、なんの不都合がある! 柴田錬三郎『嗚呼 江戸城(中)』より引用
  • 「軍人は忠節を尽すを本分とすべし」が、軍人は要領をもって本分とすべし、に置き換えられるのが普通であった。 五味川純平『虚構の大義 ─関東軍私記─』より引用
  • 「三河物語」には、たとえ「母や子供を牛裂きにされ、伜を八串やくしに刺され」ようとも主のために忠節を尽してきた三河譜代の家来の精神を、己の経歴に代表させて述べたものです。 松本清張『過ぎゆく日暦』より引用
  • 五徳目の冒頭に「一軍人は忠節を尽すを本分とすへし」を置いたのは有朋の希望だが、これを西稿本の「秩序」の項の終り近くに、「総軍人が朕に対する忠節なれ」とただ一行にめこまれたものと比較すれば天地の相違である。 松本清張『象徴の設計 新装版』より引用
  • 蘇我本宗家に忠節を尽している巨勢、大伴の有力豪族さえも、今はことを荒だてたくない、と願っているのだ。 黒岩重吾『落日の王子 蘇我入鹿(上)』より引用
  • 頼朝の挙兵にいちはやく参じて忠節を尽した義実は御家人に列して、諸行事に参列している。