忘れて了つた

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  • こんなさびしいところ結構けつこう俳優わざおぎせてもらつて、たびつかれもわすれてしまつた。
  • 全く、先刻さつきの悲憤をまるで忘れて了つたやうな幸福げな面持である。 ...
  • 罵り合つたり弄り合つたりしてゐても、すぐ子供のやうに何も彼も忘れて了つたやうにケロリとする種類のものであつた。 ...
  • さうしてそれつきり忘れて了つた。 ...
  • 又あの大事な公式を忘れて了つた。
  • 後藤君はう蓋を取つた茶壺の事は忘れて了つた様であつた。
  • ねんて、まちではもうイワン、デミトリチのことわすれてしまつた。 ...
  • そして、何方の路から來たのか忘れて了つた。 ...
  • 又隨つて觀客の方でも間もなく其芝居を忘れて了つた。 ...
  • 後藤君は既う葢を取つた茶壺の事は忘れて了つた樣子であつた。
  • 暫くして、私が先刻のH氏の話のつづきを忘れて了つた頃、マリヤンが口を切つた。 ...
  • 題も梗概も忘れて了つたが、肉と霊と、実際と理想と、其四辻に立つて居る男だから、主人公の名は辻なにがしとすると云つた事だけ竹山は記憶して居た。 ...
  • どつちが先だか忘れて了つたが、「爪」と云ふのと、「闘戦勝仏」と云ふのとである。 ...
  • 題も梗概も忘れて了つたが、肉と靈、實際と理想と、其四辻に立つて居る男だから、主人公の名は辻某とすると云つた事だけ竹山は記憶して居た。 ...
  • 岩質は何であつたか忘れて了つたが、顔を水につけながら海面にぽかりと浮いて下を覗くと、岩礁が紫がかつた薄黄色に光つて、所々に名も知れない雑多な藻がゆらいでゐた。 ...
  • 湯浅夫人は神戸の女学院にゐた頃、書庫の図書を一冊も残らず読み尽したといふ程の読書人で、図書館長としては半月氏よりも、ずつと適任者であるが、堅い基督信者クリスチヤンで、終始しよつちゆう神様のおそばに居過ぎたせゐで、つい人間の事を忘れてしまつたらしい。 ...