忌わしい

全て 形容詞
608 の用例 (0.01 秒)
  • はるか彼方、星の海の中でももっとも忌わしい場所に起こったできごと。 コードウェイナー・スミス『鼠と竜のゲーム』より引用
  • 偶然いっしょになった友人は、あの忌わしい事件のために失ってしまった。 ヴェルヌ/江口清訳『皇帝の密使(下)』より引用
  • 五メートルほど前方の道に立っているのは、あの忌わしい灰色の影であった。 菊地秀行『吸血鬼ハンター02 風立ちて“D”』より引用
  • ただ真目家の禍神まががみの血と呼ばれるそれを、忌わしく思ったことはある。 葉山透『9S<ナインエス> 第01巻』より引用
  • 宇宙の秘密を知りすぎたし、一方、あの忌わしい信仰が生きているからだ。 ラヴクラフト全集2『01 「クトゥルフの呼び声」』より引用
  • それで、わざと順平がいれたのであろうという忌わしい言葉が囁かれた。 織田作之助『放浪』より引用
  • 忌わしい妖怪や幽魔を超科学の力で復活させたのも、そのためであろうか。 菊地秀行『吸血鬼ハンター01 吸血鬼ハンター“D”』より引用
  • これがために家長と家族との間にいまわしい反目があり衝突があります。 与謝野晶子『激動の中を行く』より引用
  • 雲一つない夜がつづいたおかげで、忌わしい事件がおこることはなかった。 ラヴクラフト全集3『04 「潜み棲む恐怖」』より引用
  • 若し偽善といい得べくんば、これこそ大それたいまわしい偽善ではないか。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 今でもそれは変わらないが、これはまたなんと忌わしい不夜城であろうか。 菊地秀行『魔界都市〈新宿〉』より引用
  • 誰を逮捕すればいまわしい陰謀を根もとで断ち切れるのかもわからなかった。 ラヴクラフト全集7『17 「初期作品」 「通り」』より引用
  • 自分では汚れて考えるのさえいまわしい体に男達が寄ってくる。 渡辺淳一『花埋み』より引用
  • そして忌わしい深夜の電話事件も、次第に人々の記憶から薄れてしまった。 福永武彦『加田伶太郎全集』より引用
  • 夢は忌わしいものであったが、目をますと隣に彼女が眠っていた。 阿刀田高『異形の地図』より引用
  • それは構わないが、私はいささかも不祥と思わん、忌わしいと思わない。 泉鏡花『海神別荘』より引用
  • それでも夫はいまわしそうに、わたしを見つめているばかりなのです。 芥川竜之介『藪の中』より引用
  • すると、心に残っている男の顔が、なにかひどく忌わしいものに感じられた。 森禮子『モッキングバードのいる町』より引用
  • 相手の態度から何かいまわしい事件を直感した為吉は黙った儘頷いた。 牧逸馬『上海された男』より引用
  • わたしが当時のことをどれだけ忌わしく思っているか、それでおわかりでしょ? 中村弦『天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語』より引用
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