心憎い

全て 形容詞
128 の用例 (0.01 秒)
  • 心憎いまでにゆったりとした手の動作、顔にいささかの動揺もなかった。 アシモフ/川口正吉訳『暗黒星雲のかなたに』より引用
  • たとえば、あなたが韓国人に「その言い方は心憎いね」と言ったとする。 呉善花『新 スカートの風』より引用
  • お銀様は夢のうちにも、その尼さんの姿を、やはり心憎いものだと見ました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • およそ日本の歴史上に、この関ヶ原の合戦ほど心憎いいくさというものはない。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • なんという精鋭な理論と、その理論の心憎いまでの実践との融合であろう! 島木健作『癩』より引用
  • 心憎いばかりに洗練されたこの態度には、彼も素直に感心した。 モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』より引用
  • 心憎こゝろにくや、奇怪きくわいふねは、晝間信號ちうかんしんがう電燈でんとうひかり應用おうようせんとするのである。 押川春浪『海島冒険奇譚 海底軍艦』より引用
  • かつては恐れ懼れた物真似の対象を、いまは心憎くも化してゐるわけである。 唐木順三『千利休』より引用
  • 丹波のものものしい構えに対して、源三郎は心憎いほど落ちついている。 林不忘『丹下左膳』より引用
  • 不破の古関の跡を守る関守に、心憎いのがあって、人の知らざる曲を吹く。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 緊張が続く場面で息抜きをするための心憎い演出である。
  • たしかにこの演出のほうが心憎いほど我々に水尾曳いてのこる余韻がある。 正岡容『我が円朝研究』より引用
  • 貴女きじょの世界の心憎さが豊かに覚えられるお住居すまいである。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • この心憎いフレーズは太郎さん自身考えたものだそうだ。 遠藤周作『ぐうたら交友録』より引用
  • 「心憎いまでに魅力のある小悪魔だなあ」と私はいった。 クリスティ/松本恵子訳『危機のエンドハウス』より引用
  • そのタイトルに画伯は心憎いまでの仕掛をしてくれていた。 胡桃沢耕史『黒パン俘虜記』より引用
  • イタリアンデザインが心憎いのは、まさにこんなところなんです。 平松洋子『アジア おいしい話』より引用
  • 更に又杯盤狼藉の間に、従容迫らない態度などは何とはなしに心憎いものがある。 芥川竜之介『久米正雄』より引用
  • どれが第一の物とも決められない中にも斎院のお作りになった黒方香くろぼうこうは心憎い静かな趣がすぐれていた。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 二階にては例の玉戯ビリアアドあらそひなるべし、さも気楽に高笑たかわらひするを妻はいと心憎く。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
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心憎い の使われ方