心安い

全て 形容詞
74 の用例 (0.00 秒)
  • が、そうした意識を伴った心安さの奥には、ごつごつとした骨があった。 菊池寛『忠直卿行状記』より引用
  • この男にこの場所で小さい女中は心安くなって、半日一しょに暮らした。 モルナール・フェレンツ『破落戸の昇天』より引用
  • 昔から出入りしていた息子の友人だからか、心安い口のきき方をする。 有栖川有栖『朱色の研究』より引用
  • 私はこの、古い店が持っている馴染深さ心安さを大切にせねばならぬと思う。 相馬黒光『一商人として 』より引用
  • その帰りの船が次郎兵衛と一緒であったので、互いに心安くなった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • ところが彼女は、そのときから少しも心安まる暇がないらしいのです。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・内田庶・中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』より引用
  • それは単純な美しい田園風景で、実に心安まる音楽があわせて流れてきた。 ハインライン『動乱2100』より引用
  • しかし自分が醜いことをしなくてもすむという心安さはあったのだ。 島田清次郎『地上』より引用
  • それはその女が今行ってきたばかりのその場所を知悉ちしつしている心安さからなのだろうか。 島尾敏雄『出孤島記』より引用
  • そこは、すべてが満足とはいかないにしても、やはり心安い働き場所であった。 本田靖春『ニューヨークの日本人』より引用
  • 祖母は町家の心安くしていた者のところへも行って、同じように礼などを述べた。 根岸鎮衛/志村有弘訳『耳袋の怪』より引用
  • 妙な人間の厄介やつかいになったことだと思いながら、不思議と心安さを覚えて微笑した。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • 貴方にこうして頂きますより殺されます方がどんなに心安いか分りません。 泉鏡花『黒百合』より引用
  • 自然と一緒になつて呼吸をしてゐる樣な心安さがそれである。 若山牧水『樹木とその葉』より引用
  • 倉地の手で死んで行くのだなと思うとそれがなんともいえず美しく心安かった。 有島武郎『或る女』より引用
  • 倉地の手で死んで行くのだなと思うとそれがなんとも言えず美しく心安かった。 有島武郎『或る女』より引用
  • 私は菊太の男の子に十三より上のがないと云うのが何だか心安い。 宮本百合子『農村』より引用
  • 私は心安いような態度で茶碗を口に近づけて、ト口飲む真似をした。 夢野久作『空を飛ぶパラソル』より引用
  • ちょっと休めよなどと友達にでもいうように心安くいってくれたのはこの人だけである。 新美南吉『最後の胡弓弾き』より引用
  • ジェーンもエリザベスもこのことについては心安からず思っていたのでした。 オースティン/伊吹知勢訳『高慢と偏見(上)』より引用
  • 次へ »