御神酒
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海から浮かんだ泡のような龍涎香が祀られている神棚に目を遣った。御神酒の杯に供えられた杉板の棚の上に載っていたのは、灰色の顔だった。丸々とした頬に皺を寄せて笑う老人の顔。
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その前田とやったとしても勝算は充分にあった。前年の成績のよかった者の模範演技が終わったところで御神酒がまわし飲みされる。
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願いが成就したので、お礼に御神酒と赤飯を御供えしていったという。
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神社の儀式で使用される瓶子は、稲荷瓶子、錫瓶子、古代瓶子、紋入瓶子などである。また瓶子の蓋として木製熨斗口、竹製御神酒口などを使用する神社もある。なお、瓶子に似た長御酒瓶などを使う例もある。
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観音開きになった扉の奥に、祀られた神輿と供え物の三方がうつった。三方は神座の前の台の上に三つ並べられ、それぞれ御神酒や供え物が並べられている。奥の神座には、依代となる神鏡かそれとも別のものかよくわからないが、何かが祀ってあった。
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玉蜀黍からはチィチャという酒を作り、インディオは祭りの日にそれを飲む。まあ、日本の御神酒にあたるといってもいいだろう。彼等のご馳走はクイというモルモットの一種で、アンデスでは古くから食用ネズミとして飼われている。
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御神酒や線香にご聖体のパンだのワインだのが混じった匂いでもしたと思ったのかね。匂い、っていうのはね比喩。
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多く酒杯などとして用いられて一括廃棄され、平泉、京都、鎌倉などの都市遺跡では大量に出土するが、それ以外の場所ではほとんど出土しない。現代でも一部の神社などの祭祀で御神酒をいただく際の使い捨ての酒杯として残る。かわらけはまた、まれにではあるが、燈明皿としても用いられた。
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また本殿の彫刻には真ん中に橘の実があり、その実の両側から鳩が向かい合っている形のものがある。本殿前には左右共に橘の木が植えられており、授与品としてこの橘の実を使った御神酒も作られている。京都市右京区の梅宮大社では、橘氏の氏神であることから、橘紋を社紋としている。
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テレビの上の神棚には、灰色の塊が載っていた。舅にいわれて、前には御神酒の小さな杯が供えられている。
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御幸ブランドは飲まれる食事シーンを想定して味を分類している。また御幸は厳島神社の御神酒であり、御神酒と同じ酒が飲みたいとの注文も多いという。更に小泉本店の裏手にある草津八幡宮の御神酒も奉納している。
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同時に行われる「寒中みそぎフェスティバル」では、みそぎ広場会場に地元の物産を販売する店舗のテントが並ぶほか、「みそぎ太鼓」や「みそぎソーラン炎の舞」などの演奏・上演が催される。ほかに、餅つき・餅まきやみそぎそば・御神酒の販売なども行われる。その他、木古内町の地酒には「みそぎの舞」という名の清酒もある。
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肩で息をしながら顔をあげると、山の闇がひろがっていた。祠の台座の下は、神具や御神酒用の一升瓶を入れられるように棚が設えてある。美津子は台座の下の扉を開けた。
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白い股引きに赤い布を帯のように締め、赤い鉢巻きをしている。御神酒も入ったらしく、たがいに交わす言葉は、喧嘩でもしているように威勢がいい。大原のはだか祭りは、日中に日在浜で行なわれる「汐ふみ」と、夕闇迫る頃、花火を合図に大原小学校の校庭で始まる「大別れ式」の二大ページェントがみものだという。
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そしてその様子に、春海の中で昂揚が湧いた。出発のときに呑んだ御神酒の何倍も胃の腑が温まり、また熱くなるような感覚だった。さらに子午線儀によって割り出された線上に、春海の背丈の三倍はあろうかという柱が立った。
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この人の母が若かった時代のことというが、寺男に酒の好きな爺がいて、毎朝大黒様に御神酒を献げる役目であった。いつもその御神酒を飲みたいものだと思っては供えに行くのであったが、ある朝大黒様が口をきかれ、俺はええからお前たちが持って行って飲めと言われた。爺は驚いて仲間の者のいる処へ逃げ帰ってこのことを告げたが、皆はボガだべと言って本当にしなかった。
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おそらくこのことわざは、酒好きの庶民が言い出したものでしょう。通常この句につづけて「御神酒上がらぬ神はなし」と言います。酒も呑まずに酒代を貯めたからといって、蔵を建てるような金持ちになったという話もないじゃありませんか、神様だって大喜びでお酒を召し上がるじゃありませんか。
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