徒に

全て 副詞
312 の用例 (0.01 秒)
  • われらはいたずらに議員選挙に奔走する事を以てのみ国民の義務とは思わない。 永井荷風『日和下駄』より引用
  • そんなことをしようものならいたずらに改革派を喜ばせてやるだけのことなのだ。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第03巻 「白亜宮の陰影」』より引用
  • わしは徒にわしの生命を一塊の物質に集めてそれを彼女に与へたいと思つた。 ゴーチェ・テオフィル『クラリモンド』より引用
  • いたずらに乱を起こして天下の簒奪さんだつ目企もくろんでいるとは決して思っていない。 吉川英治『源頼朝(一)』より引用
  • いたずらに我身中みうちの美を吹聴ふいちょうするは、婦人に限らず誰れも慎しむ可きことなり。 福沢諭吉『女大学評論』より引用
  • いたずらに部屋を掻き回していないのは盗人でも年季を積んだ者の仕業である。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』より引用
  • この上私が沈黙を守るとすればそれはいたずらに妻をくるしめる事になるよりほかはございません。 芥川竜之介『二つの手紙』より引用
  • いたずらに運命を変えることによりかかり、大切なものを見失ってはいけないと。 宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー 下巻』より引用
  • そうなると徒に秋葉とアキラちゃんの関係を悪化させてしまった事になる。 奈須きのこ『歌月十夜 01 本編』より引用
  • いたずらに大きなことをいふて身分不相応な事業または雑誌などをやることはよくあるまい。 正岡子規『病牀六尺』より引用
  • ただうらむらくもわたくしはいたずらにこれらの諸家を煩わしたに過ぎなかった。 森鴎外『渋江抽斎』より引用
  • いたずらにそれまで決して読もうとしなかった社会学や経済学の本を読んで時間を空費した。 秋山駿『人生の検証』より引用
  • そしてただいたずらにその表面様式を硬化させている外はなかった。 高村光太郎『ミケランジェロの彫刻写真に題す』より引用
  • 彼の知っている血気盛んでいたずらに勇猛な軍人とはいささか趣が異なっている。 恩田陸『ライオンハート』より引用
  • これがため効果的な攻撃が持続せず徒に損害を増やすだけであった。
  • 徒に自分を誇示しようと逸って、またしても、やりすぎてしまったのである。 佐藤賢一『王妃の離婚』より引用
  • 徒に他に対立し拮抗して行こうとする彼らの心は険しくて安静を欠いている。 三木清『語られざる哲学』より引用
  • それを考えたら、こんなところでいたづらに焦りや狼狽を表に出していいわけがない。 虚淵玄『沙耶の唄』より引用
  • それも、今では、徒に心の苦しみばかり彼女のために遺されたものといってよかった。 宮本百合子『黄昏』より引用
  • 不況下で新たなテナントも入らず、いたずらに高いだけのビルは完全に空家である。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第01巻』より引用
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