後暗い

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  • 車掌は驚いた様子だったが、当惑した様子や後暗い気配はみえなかった。 クリスティ/古賀照一訳『オリエント急行殺人事件』より引用
  • 恫しは、その仕事の後暗さに手を触れさせない程度のものだったのだ。 藤沢周平『又蔵の火』より引用
  • 人の目を忍ぶほどの中の奴なら、何か後暗いことをしおるに相違ないでの。 泉鏡花『黒百合』より引用
  • 日本でのことを考えると、何か後暗いことをでもしているみたいな感じがすることがある。 堀田善衞『スペインの沈黙』より引用
  • 何か後暗いところのある連中じゃないかと思います。 西村京太郎『極楽行最終列車』より引用
  • 母と青年との間に、何か後暗い翳でもがあるやうに、思はれて仕方がなかつた。 菊池寛『真珠夫人』より引用
  • 戦時中に悠長に一人旅をしているという後暗さが、今でも胸の底に澱のように残っている。 吉村昭『東京の戦争』より引用
  • 相手二人は、どちらも後暗うしろぐらいところがあって、警察には届けられない立場でしたからね。 西村京太郎『夜ごと死の匂いが』より引用
  • いままでの様子では、後暗いところはないかもしれない。 クリスティ/能島武文『ハーゼルムアの殺人』より引用
  • して少しでも後暗い事のあるものは縮み上って、恐れ入るのが当然である。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 後暗いところがあると、誰もが警官に見えてしまう。 西村京太郎『悪女の舞踏会』より引用
  • 自分に後暗いところがあるからではなく、青木の心中がはかりかねたからである。 坂口安吾『街はふるさと』より引用
  • 四人程そのことに就いて話してやらうと云つて来た人がありましたが、私は自分の後暗うしろくらさからその人等には曖昧なことを云つて口をとざさせました。 与謝野晶子『遺書』より引用
  • 後暗うしろぐらおこないさえなければ行っても差支さしつかえないはずだ。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • それを意識していたのか、掘りあげる人には罪をおかしているような後暗さはなく、黙々と作業をしていた。 吉村昭『東京の戦争』より引用
  • それを、こんな世評で白金へ引き移ったら、吉良はやっぱり後暗いことがあるといわれるだろう。 菊池寛『吉良上野の立場』より引用
  • お袖には後暗いことはなかった。 田中貢太郎『南北の東海道四谷怪談』より引用
  • 宗助は後暗うしろぐらい人の、変名へんみょうを用いて世を渡る便利を切に感じた。 夏目漱石『門』より引用
  • 娘を毛唐の腕に抱かせるのかと思ふと、なんとなく後暗い。 岸田国士『沢氏の二人娘』より引用
  • 口止料とすれば、何か、後暗いことがあるに違いない。 西村京太郎『消えたエース』より引用
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後暗い の使われ方