後で私

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  • その時彼が眼に一杯涙をためてたようだと、妻は後で私に云いました。 豊島与志雄『香奠』より引用
  • 伸吉は後で私の策略だと言ったけれど、本当に黙って別れようとしたのだ。 林真理子『ピンクのチョコレート』より引用
  • それは後で私を困らせるために、わざと辞職許可を与えないのかもしれません。 モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』より引用
  • 後で私の知り得たところでは、彼等は、或る文化的会合で顔を合せたことがあった。 豊島与志雄『非情の愛』より引用
  • 毛利くんだけで行ってもらって、後で私がそのときの話を聞かせてもらうってこと、できる? 乾くるみ『リピート』より引用
  • などという踊りは、その言葉の調子が面白く、後で私達が真似て母にたしなめられた事もあった。 吉川英明『父 吉川英治』より引用
  • 後で私はそのことをせん老婆ばあやから聞きました。 島崎藤村『家』より引用
  • 後で私は、自分が難問から脱出しようとして、ジムを大そう見すぼらしく見せてしまったことにハッキリ気づいた。 コンラッド/蕗沢忠枝訳『ロード・ジム(下)』より引用
  • 後で私は知ったのであるが、北海道の女には、殊に不品行な女には、そういう眼付を持ってる者が多いようである。 豊島与志雄『或る男の手記』より引用
  • 然し後で私達は二人きりで種々な話をしました。 豊島与志雄『過渡人』より引用
  • 自分の配下や友達を通じて私達の知らないような情報をキャッチし、それを後で私達にひけらかして、俺はこういう事まで知っているんだぜ、と得意になるようなところがあった。 松本清張『日本の黒い霧(上)』より引用
  • 課長には後で私から話します。 竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 06 罪滅ぼし編』より引用
  • まあ、それは後で私が何とかしましょう。 東野圭吾『容疑者Xの献身』より引用
  • ところで、これは後で私が椿正枝から聞いた話だが、別所はつまらないことを気に病んでいた。 豊島与志雄『椿の花の赤』より引用
  • きっと天国ではどこかでモニターチェックかなにかしてて、後で私とサヤカ様には見せてくれるだろうから。 牧野修『ファントム・ケーブル』より引用
  • 彼は私に「芸術的遊び」をやっていたと言ったが、後で私が推定したところでは彼は写真師らしく、壁に心霊体のようにふわりとぶらさがっているウィルソンの妻の母の、ぼんやりした引伸しも彼が作ったものらしかった。 フィッツジェラルド/佐藤亮一訳『華麗なるギャツビー』より引用
  • はて、何だろう、と首をひねりつつ私はそのまま二楽章へと進んでいったのであるが、後で私の友人が語ってくれたところによれば、彼女の後の席に座っていた年の頃五十歳前後と思われるオバサンが、突然バッグの中からゆでたまごをとり出して、彼女の座席の背のところでコツコツと割って食べ始めたのだという。 中村紘子『ピアニストという蛮族がいる』より引用
  • 先生の演説は直接には聞かなかったが、それがヤカマしい問題を惹起ひきおこしたことを、後で私は理学士から聞いた。 島崎藤村『千曲川のスケッチ』より引用
  • この話を聞かされた日本人は、後で私に「なんでああも自分の自慢をしたがるんでしょうね」と、あからさまに嫌な顔をしてみせた。 呉善花『新 スカートの風』より引用
  • この女神のことだからどうせ後で私をもっとひどい目にあわせてくれようとの魂胆から、いまはもう観念の瞼をとじていた死滅から私をのがしといてやろうと思われたものでしょうか。 アプレイウス/呉茂一・国原吉之助訳『黄金のロバ』より引用
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