待遠しい

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  • わたしはこれほど夜明けを待遠しく思ったことは一度もないと思う。 バローズ『火星シリーズ09 火星の合成人間』より引用
  • ステーションへつく度に、お島は待遠しいような気がいらいらいした。 徳田秋声『あらくれ』より引用
  • その二日間、喜びと待遠しさで、私は食べることも眠ることもできなかった。 カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』より引用
  • 併し何よりも待遠しく思つて會ひたがつてゐるのはバンタムであつたらしい。 高垣松雄『駅伝馬車』より引用
  • その冷かなものが節子の来るのを待遠しく思うほどの心に混り合っている時であった。 島崎藤村『新生』より引用
  • すると明日の日曜の朝の待遠しさが悪寒のように起きて来た。 島田清次郎『地上』より引用
  • 庸三は次第に彼女の帰って来るのが待遠しくなって来た。 徳田秋声『仮装人物』より引用
  • その付近に集中している自分の足跡を消してしまうと、彼は仲間の帰りを待遠しい思いを抱きながら待った。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(2)』より引用
  • その二週間が彼に取っては可成かなり待遠しかった。 島崎藤村『新生』より引用
  • 今度は立花にとって、その声を聞くのが、むしろ待遠しい感じにさえなる時もあった。 遠藤周作『月光のドミナ』より引用
  • 四時頃に起きて身じまひをして夜明を待つ時の待遠しさ。 知里幸恵『手紙』より引用
  • 大原さんの御帰朝が待遠しかったら貴嬢もあとから西洋へいらっしゃいまし。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 自分たちはみんな同じような気持で同じことを考えていて、誰れかが話しの緒口いとぐちをきるのを待遠しく思っていたかのように見えた。 大島亮吉『涸沢の岩小屋のある夜のこと』より引用
  • 彼は、もう、隣室とのあいだの戸がひらくのが、待遠しくてならなくなった。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • こうなれば、患者として回診が待遠しくてならぬようになる。 山口瞳『江分利満氏の華麗な生活』より引用
  • 次の日は夜の来るのが待遠しかった。 大佛次郎『赤穂浪士(下) 〓あり』より引用
  • 次第に熱を帯びて来た柳の話を聞いているうちに、水谷は志功の帰って来る日が無性に待遠しい気分になって来た。 長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(上)』より引用
  • そして父は待遠しさのあまり多額の費用をかけて白壁の土蔵なぞ建てて見たのかもしれなかつた。 森田たま『もめん随筆』より引用
  • 私は電車に乗っている間が毎時いつも待遠しかった。 近松秋江『別れたる妻に送る手紙』より引用
  • それでも待遠しいので、やがてたもとから敷島しきしまの袋を出して、煙草を吸い始めた。 夏目漱石『行人』より引用
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