彼は黙々と

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  • 彼は黙々と御飯をっ込み、早々にテレビの前へ戻って行ってしまった。 深谷忠記『タイム』より引用
  • いえ、と小さくつぶやいて、彼は黙々とテーブルにカップを置く。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第03巻 プロポーズはお手やわらかに』より引用
  • そしてその責任を彼は黙々と果たしつづけている。 田中芳樹『風よ、万里を翔けよ』より引用
  • その視線を痛いほどあびながら、彼は黙々とテーブルの中央の自分の席へ足を運んだ。 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』より引用
  • 以来、とりたてて不満を示すでもなく、彼は黙々とその務めを果たしつづけている。 綾辻行人『暗黒館の殺人(下)』より引用
  • 何とか安心させてくれないかという様子でクリフォードを見つめつづけたが、彼は黙々と食べているだけだった。 ホーガン『創世記機械械』より引用
  • 彼は黙々と料理を口に運んでいる。 東野圭吾『幻夜』より引用
  • 彼は黙々と打ち案じて、ふたたび土の階段をのぼっていった。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用
  • 彼は黙々とかますのそばを二度ほど行ったり来たりして自分の気持をおさえると、落ち着いた口調でコズヌイシェフに話しかけた。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • が、そんな、感傷的になりがちな思いを打ち消すように、彼は黙々と椅子を運び続けた。 柴門ふみ『恋愛物語』より引用
  • 彼は黙々と勉強を始めた。 永井隆『ロザリオの鎖』より引用
  • 再び垣を乗り越すと、彼は黙々と病棟へ向かって歩き出した。 北条民雄『いのちの初夜』より引用
  • 油虫のいずり回るカウンターに独り腰をおろして、彼は黙々と焼酎しようちゆうを口に運んでいた。 山田正紀『弥勒戦争』より引用
  • 彼は黙々と聞いている。 松本清張『象徴の設計 新装版』より引用
  • 一時間ほど彼は黙々と考えこんでいたが、私の胃袋は、ウルトラのウルトラたる所以ゆえんを発揮して、盛んに食欲を訴えはじめた。 高木彬光『わが一高時代の犯罪』より引用
  • 彼は黙々と歩いて行く。 福永武彦『廃市・飛ぶ男』より引用
  • 老婆へは、近日、あらためて沙汰しようと約束して、彼は黙々と、そこを去ったのであった。 吉川英治『新書太閤記(四)』より引用
  • 女将が出て行きますと、彼は黙々と着替えに取りかかりましたが、長いこと会っていないせいか、少々遠慮めいたふうです。 クレランド/江藤潔訳『ファーニィ・ヒル』より引用
  • それでも彼女は黙々と逃げ、彼は黙々と追いかけるのだ。 モーム/龍口直太郎訳『月と六ペンス』より引用
  • 最初の日からすぐに、みんなが退屈してお喋りしてなんとか慣れていこうとしている時に、彼は黙々と落ち着きはらって文法書に向かい、耳に栓をして、まるで失われた年月をとりもどそうとでもするかのように、がむしゃらに勉強にかかったものだ。 ヘッセ/岩淵達治訳『車輪の下』より引用