彼の一挙一動

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  • 彼の一挙一動は、すべて私たち三人によって、厳重に監視されていたのである。 高木彬光『わが一高時代の犯罪』より引用
  • ウィリアムはひどく好奇心をそそられるように彼の一挙一動を注視していた。 アレクサンドル・デュマ/横塚光雄訳『黒いチューリップ』より引用
  • 僕が伏せていた場所から、部屋のようすも、彼の一挙一動に至るまで手にとるように見えるんです。 ドイル/鈴木幸夫訳『コナン・ドイル ホームズの回想(2)』より引用
  • 彼の様子を見守り彼の一挙一動をうかがいながらも、彼に見られるとまた書物に眼を伏せた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • ただ彼を見、彼の一挙一動を知ることのできるように、彼がそばにさえいてくれればいいのだ。 トルストイ/中村白葉訳『アンナ・カレーニナ(下)』より引用
  • 彼女も彼を見てはいなかったが、しかし睫毛まつげ越しに、彼の一挙一動をうかがっていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 彼の一挙一動が、公卿個人の日記にまで反映しているのだ。 吉川英治『随筆 新平家』より引用
  • 私は眼をみはり耳をそばだてて彼の一挙一動を追った。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(上)』より引用
  • この男が一部屋おいた隣へ越してきた時から、なぜこうまで胸が騒立ち、彼のことばかり気にかかるのか、自分でも不思議に思えるくらい、彼の一挙一動を見張っていたのだ。 中井英夫『虚無への供物』より引用
  • 彼の邸では女たちが部屋部屋にひしめきあい、彼の一挙一動をうやうやしく見守っていました。 桐生操『きれいなお城の怖い話』より引用
  • 彼が診察している間、閾際に寝ていた彼の大きな犬は異常な、殆ど敬虔なほどの注意を以て彼の一挙一動を見守っていた。 ベルナノス『田舎司祭の日記』より引用
  • 警察官になってから少なくとも一度、彼の一挙一動を注意深く見守っている立合人の前でこのように働かざるをえなかったことがあった。 シムノン/長島良三訳『メグレと口の固い証人たち』より引用
  • 彼の一挙一動をミショノー嬢はひどく熱心に眼で追っていたあまり、一座の人たちを戦慄させたこの異常なニュースになど、感動を覚えるどころではなかった。 バルザック/小西茂也訳『ゴリオ爺さん』より引用
  • わたしたちはいのるように彼の一挙一動を見守った。 深沢美潮『フォーチュン・クエスト 第5巻 大魔術教団の謎(上)』より引用
  • グリフュスは、彼の一挙一動に監視の目を離さなかった。 アレクサンドル・デュマ/横塚光雄訳『黒いチューリップ』より引用
  • 大きい眼をむいてひそかに彼の一挙一動に気をくばつてゐたHの細君は、ほとんど露骨な失望の色を見せた。 神西清『夜の鳥』より引用
  • 彼の一挙一動はひどく浩の心を刺戟した。 宮本百合子『日は輝けり』より引用
  • 彼がここへ足を踏み込んだとたんに、十五分ばかり前から木の茂みの下の土塀につっ立っていた物見高そうな顔が、彼の一挙一動を目で追い、土塀のうしろ側へ実に正確な身ごなしで消えて行ったのには気がつかなかった。 アレクサンドル・デュマ/鈴木豊訳『赤い館の騎士(上)』より引用
  • ノルベールの部屋は妹の部屋のちょうど真上にあったので、もしジュリアンが刈り込まれた菩提樹の枝々のつくっている丸天井のかげから外へ出たら、伯爵とその仲間は彼の一挙一動を観察できるのだった。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • いまや風もないのに楡の木は枝をおじぎさせ、岩肌はようやく現れた月に照り映えて、彼の一挙一動を見守っている。 高殿円『銃姫 02 The Lead in My Heart』より引用