当分

全て 名詞
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  • そうして二人は当分鎌倉の舞台を動き得ないものと信じていたのである。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 彼女は当分そこで、ほんとうの一人きりになって、勉強する覚悟だった。 大杉栄『自叙伝』より引用
  • これだけ強く言う所を見ると、織田の加勢は当分来ないのかもしれない。 茶屋二郎『遠く永い夢(上)-本能寺 信長謀殺の真実-』より引用
  • 私はそれから当分の間誰れの顔を見るのもこちらから避けるようにしていた。 堀辰雄『幼年時代』より引用
  • 今のありさまではわたしも当分は古巣へ戻ることを許されぬであろう。 岡本綺堂『九月四日』より引用
  • 私は父に向かって当分今まで通り学資を送ってくれるようにと頼んだ。 夏目漱石『こころ』より引用
  • もしあの女が浩さんと同藩でないとするとこの事件は当分らちがあかない。 夏目漱石『趣味の遺伝』より引用
  • あなたのような有為の青年が発展すべき所は当分ほかに無いでしょう。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • もしお身体にお差障さしさわりないようでしたら当分こちらへ来てみませんか。 堀辰雄『恢復期』より引用
  • それが当分の間、手伝いのために田舎から私の家に来ていたことがあった。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • それから当分のあいだ三四郎は毎日学校へ通って、律義りちぎに講義を聞いた。 夏目漱石『三四郎』より引用
  • 五百は家に帰って、父に当分紋を隠して奉公することの可否を相談した。 森鴎外『渋江抽斎』より引用
  • 菊千代にも当分の生活に困らないだけのことをしておいてくれました。 豊島与志雄『高尾ざんげ』より引用
  • 退院して自宅に戻ってから、当分、人とは会いたくない、と言っていた。 小池真理子『虚無のオペラ』より引用
  • 他にもう一つ、理由があって、二人を当分、泳がせてもいるのだという。 平岩弓枝『御宿かわせみ 02 江戸の子守唄』より引用
  • きのうも簡単にお話したとおり、私は当分このままの生活をつづけます。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 当分は何とかなるかもしれないが、ずっと一人にしておくわけにはいかない。 東野圭吾『赤い指』より引用
  • 当分の間は患者さんを興奮させるようなことは言わぬよう、ご注意ください。 ストーカー/平井呈一訳『吸血鬼ドラキュラ』より引用
  • これは当分は、ただ、うちうちのことにしておく必要があるんですの。 辻邦生『天草の雅歌』より引用
  • 病室もあるから、当分そこにはいっていてもいいと言ってくれました。 島尾敏雄『出孤島記』より引用
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