引揚げる

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  • 問題は僕等が東京に引揚げる時に、犬をどうするかということだ。 福永武彦『第一随筆集 別れの歌』より引用
  • 明日あたり私はここを引揚げるつもりですが、ただ少しお願ひがあるのです。 原民喜『災厄の日』より引用
  • クロスビイが意気揚々と引揚げると、魚が氷の穴から首を出していう。 小林信彦『世界の喜劇人』より引用
  • こうなると平次は、丁寧に挨拶をして引揚げる外にがありません。 野村胡堂『銭形平次捕物控 02』より引用
  • 平次は後のことを八五郎に任せて、いちおう引揚げることにしました。 野村胡堂『銭形平次捕物控 09』より引用
  • 八方に手を打った平次は、この辺でひとまず引揚げる外はありません。 野村胡堂『銭形平次捕物控 14』より引用
  • 毎年臨監に来た役人が引揚げるときと少しも様子が違わなかった。 松本清張『小説東京帝国大学(上)』より引用
  • カメラマンの一人が、撮影を終えて引揚げるときに、思わず呟いた。 三好徹『狙撃者たちの夏サミット・コンフィデンシャル』より引用
  • 敵の沈没船を引揚げるのに、お前らのからだはなんぼあっても足らへんねやぞ。 織田作之助『わが町』より引用
  • 五日、厳寒の屋外で夜を徹した上杉の侍どもは、空しく引揚げるだろう。 池宮彰一郎『四十七人の刺客(下)』より引用
  • そうすれば当然この地を引揚げることになります。 大倉燁子『機密の魅惑』より引用
  • 敵の沈没船を引揚げるのに、お前らの身体はなんぼあっても足らへんネやぞ。 織田作之助『わが町』より引用
  • 架山と大三浦は、こんどの事件で世話になった警官たちに、ここを引揚げる挨拶あいさつをした。 井上靖『星と祭上』より引用
  • おれは、日本へ引揚げると、この男の後ろにくつついて歩いた。 岸田国士『女人渇仰』より引用
  • 変な話だが、内地へ引揚げるのがなんだか気が進まなくつてね。 岸田国士『光は影を』より引用
  • 僕たちはその朝、内地へ引揚げることになっていたのだ。 吉田知子『無明長夜』より引用
  • 一度も自分の運をためさないで、モンテを引揚げるってのは、ばかげてるよ。 モーム/田中西二郎訳『幸福』より引用
  • 首相私邸を焼尽させ、横浜へ引揚げるその途中で平沼邸を襲ったものである。 半藤一利『日本のいちばん長い日』より引用
  • 引揚げる途中も、彼はひとり思案顔であったが、いま同じ表情でこの決闘を見物していたわけではない。 山田風太郎『銀河忍法帖』より引用
  • 小沢はそう叫ぶと、一同が引揚げるのも待たず、ぷっと駈け出して行った。 織田作之助『夜光虫』より引用
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