引き立て

全て 動詞 名詞
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  • この家の主人が外交官時代に引き立ててもらった或る老政治家の書だった。 松本清張『球形の荒野 新装版(上)』より引用
  • 才幹を買って引き立ててくれるのは、相当身分が接近してからのことだ。 海音寺潮五郎『新太閤記(一)』より引用
  • その暗い中で、奇異なる武士は無言にお松の手を取って引き立てました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 殴られ叩かれたあとがかえって女のすごみのある美しさを引き立てていた。 つかこうへい『愛人刑事』より引用
  • ルチアを引き立てに来た兵士たちは、彼女を動かすことができなかった。
  • で、長屋の者や消火夫仲間が心配して小八の気を引き立ててやろうとした。 田中貢太郎『立山の亡者宿』より引用
  • 夕霧は少将を引き立てて、このあたりと推察される宮のお居間へ入った。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • ある者は血統により引き立てられるが、私の詩の詩句が私の血統なのだ!
  • この男はある時、ほかの連中といっしょに刑場に引き立てられました。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(上)』より引用
  • 何となれば、繰り返して言うが、人は引き立てらるることを求むるから。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 戸惑とまどっているオーストリア人の少年を引き立てて、二人で離れていく。 桜庭一樹『GOSICK 第1巻』より引用
  • しばらくすると例の若い男に引き立てられて配達人が洞窟に連れてこられた。 高橋克彦『星の塔』より引用
  • それから刑場までの百五十メートルあまりを、佐藤は引き立てられていく。 大塚公子『死刑囚の最後の瞬間』より引用
  • 毎日浮かぬ顔をしている娘の気持を少しでも引き立ててやりたい親心だった。 松本清張『陸行水行 別冊黒い画集2』より引用
  • 陽子は引き立てられ、田圃たんぼのあいだをうねって続く細い道を歩かされた。 小野不由美『十二国記 01 月の影 影の海(上)』より引用
  • 笹村はおもりのかかったような気を引き立てて、ぽつぽつ筆を加えはじめた。 徳田秋声『黴』より引用
  • とくに晋作の死後、燕石の面倒を見て、これを引き立てたのは桂である。 大宅壮一『炎は流れる4 明治と昭和の谷間』より引用
  • ノコギリに似た葉はつややかな緑で、赤い実の鮮やかさを引き立てていた。 霞流一『フォックスの死劇』より引用
  • わざわざ都風を避けた服装もいっそう源氏を美しく引き立てて見せる気がされた。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • ジェリーは彼女のうでをつかんで警察署のなかへ引き立てて行った。 O・ヘンリー/大久保康雄訳『O・ヘンリ短編集』より引用
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