引き上げる時

24 の用例 (0.00 秒)
  • しかし、翌日、三津の別荘を引き上げる時、俺はまだ何も知らなかった。 井上靖『崖(下)』より引用
  • 実際、河から船を引き上げる時にすることはたくさんあった。 コンラッド/岩清水由美子訳『闇の奥』より引用
  • しかしどうして引き上げる時に残して行ったんだろう? 福永武彦『海市』より引用
  • 芝居がねていったん茶屋へ引き上げる時、お延はそこでまた夫人に会う事を恐れた。 夏目漱石『明暗』より引用
  • 彼女たちが引き上げる時、一成は追いかけていって声をかけた。 東野圭吾『白夜行』より引用
  • 直方を引き上げる時には、そんな物はございませなんだ。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 網を引き上げる時がやってきたのだ。 吉村昭『羆』より引用
  • 二号室のひげ男というのは、今まで一度も顔を合せたことはなかったが、伊丹氏がロビイへ引き上げる時に、入れ違いに食堂へはいって来た。 福永武彦『加田伶太郎全集』より引用
  • さて前に云う遺書は、遺骨を持って貸別荘を引き上げる時に机の抽き出しから出たのであるが、それを彼女が読んだのは四五日過ぎてからであった。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 引き上げる時に音がしたが構わなかった。 桐野夏生『OUT(下)』より引用
  • 恐らく大阪を引き上げる時、金がなくて、東京へ出てからすぐ払うようなつもりでいたのが、東京へ出てみるとずっと金の都合がつかなくて、延び延びになってしまったものであろう。 井上靖『崖(上)』より引用
  • この救命艇からカルパセア号へ引き上げる時、四人の人が誤まって墜落溺死した。 牧逸馬『運命のSOS』より引用
  • 直方のうがたを引き上げる時には、そんな物は御座いませなんだ。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 父はよく、十月半ばごろまで軽井沢に残ったが、ある年引き上げる時、あとは梅原龍三郎氏だけだと聞いてこんな句を作っている。 吉川英明『父 吉川英治』より引用
  • 夏の間じゅうお相手をつとめ、さて秋になって東京に引き上げる時に、都合よく隣の別荘番のおじいさんが飼いたいというので、犬小舎ごとそっちに移した。 福永武彦『第一随筆集 別れの歌』より引用
  • 支店の方を引き上げる時、向うへ置き去りにして来た借金が三口とかあるうちで、その一口を是非片付けなくてはならないのだそうである。 夏目漱石『それから』より引用
  • 支店のほうを引き上げる時、向こうへ置き去りにしてきた借金が三口とかあるうちで、その一口をぜひ片づけなくてはならないのだそうである。 夏目漱石『それから』より引用
  • 支店の方を引きげる時、向ふへ置きりにしてた借金が三口みくちとかあるうちで、其一口ひとくちを是非片付けなくてはならないのださうである。 夏目漱石『それから』より引用
  • これら宝石の使い魔は乗っ取った『ちびせつな』の補助的存在として引き上げる時に拠点の各所に配置していたものだが、『ちびせつな』が攫われて交信が途絶えた現在ではメインになっている。 言乃葉『出席番号32番 衛宮』より引用
  • なお、柳川に引き上げる時に実父・高橋紹運の仇である島津義弘と同行した。
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