引き

全て 動詞 名詞
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  • 私はそれを見て、以前引きつけられた支那画の不思議な魚を思ひ出した。 薄田泣菫『魚の憂鬱』より引用
  • その光が運命の物すごさをもって海上に長く尾を引きながら消えて行く。 有島武郎『生まれいずる悩み』より引用
  • 当時の六千両を現在の金の価値に引き直したらいかほどになるであろうか。 佐藤垢石『増上寺物語』より引用
  • 私は隣の部屋の戸口に手を掛け、なんのためらいもなく戸を引きました。 植松真人『主よ、人の望みの喜びよ』より引用
  • 口にも言えないような姪の様子はその時不思議な力で岸本を引きつけた。 島崎藤村『新生』より引用
  • そこではさきほどの百姓の兄弟にあたる人があみをしていました。 ストリンドベリ・アウグスト『真夏の夢』より引用
  • そして生命の緊張はいつでも過去と未来とを現在に引きよせるではないか。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • しかし相手がはにかむ場合には園は黙って引きさがるほかはなかった。 有島武郎『星座』より引用
  • 車の先引きをしていた三月の間に、九円三銭の金がたまっていました。 織田作之助『アド・バルーン』より引用
  • 生徒の方でも目引き袖引きして此の名も知らぬ若い教師を眺めた。 石川啄木『道』より引用
  • と義雄に言われて、泉太は祖母さん達の居る次の部屋の方へ引きさがった。 島崎藤村『新生』より引用
  • 姉はわが顔を見て笑いつ、愚かなることを言うぞと妹の耳を強く引きたり。 国木田独歩『おとずれ』より引用
  • 浩三 おれは非常に風邪を引き易いつていふことを知つてるぢやないか。 岸田国士『傀儡の夢(五場)』より引用
  • さッと言っては押し寄せ、すッと静かに引きさがる浪の音が遠く聴えた。 岩野泡鳴『耽溺』より引用
  • 一年も引きつづいて、やっておれば、左まで面倒とは思わなくなるだろう。 愛知敬一『ファラデーの伝』より引用
  • ただ職務上の義務があの人をこの下の村に引きとめていたわけです。 原田義人『城』より引用
  • 松雲は夜の引き明けに床を離れて、山から来る冷たい清水しみずに顔を洗った。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 巡査は仕方がなささうに笑ひながら、為さんと一緒に引きかへしました。 伊藤野枝『火つけ彦七』より引用
  • それと引き違いに姿を現わしたのは、他ならぬ小間使いのお菊であった。 国枝史郎『十二神貝十郎手柄話』より引用
  • 二度もわたしはわたしのあいしていた人たちから引きはなされた。 マロ・エクトール・アンリ『家なき子』より引用
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