廻し

全て 動詞 名詞
5,426 の用例 (0.01 秒)
  • 顔を上げて辺りをじろっと一度眺め廻したが誰一人とて知る者はいない。 金史良『天馬』より引用
  • とおにらみ廻しになるあなたの顔が目に見えて身慄みぶるひをすると云ふのです。 与謝野晶子『遺書』より引用
  • 彼は自分が引廻しになって皆に見せしめられているのを知らなかった。 魯迅『阿Q正伝』より引用
  • 自分たちが責任をとりたくないもんだから、こっちへ廻してしまったのさ。 三好十郎『その人を知らず』より引用
  • 手で以て盛んにこの水を掻き廻して身體中にかけるより仕方がないのだ。 佐野昌一『南太平洋科学風土記』より引用
  • 大佐は自分のことを空魔艦の廻し者だと思って、気をゆるさないのだ。 海野十三『大空魔艦』より引用
  • 事実は、私の研究自体がこのように迂廻した経路を踏んで来たのである。 中谷宇吉郎『雪』より引用
  • この扉は一番固くて鍵を廻しても廻しても容易に開きそうもなかった。 横光利一『旅愁』より引用
  • 勿論もちろん時々壊すこともあるけれどもまわしてやるときの方がずうっと多いんだ。 宮沢賢治『風野又三郎』より引用
  • 何か隠し物でもあるのか、右の手を後の方へぎゅっと廻して放さなかった。 金史良『光の中に』より引用
  • それで、まだゆるく、自由になりにくい首をやっと廻して、林の方を見た。 国枝史郎『血曼陀羅紙帳武士』より引用
  • 努力勉強して切って廻し、それで出来なければ諦めるだけのことです。 岡本かの子『仏教人生読本』より引用
  • そうしてお気に入ったものが出来ましたら、手前の方へお廻し下さい。 高村光雲『幕末維新懐古談』より引用
  • 監督は棍棒を玩具のようにグルグル廻しながら、船の中を探して歩いた。 小林多喜二『蟹工船』より引用
  • それは言葉の云ひ廻しにも、顔や手の表情にも絶えず示されてゐる。 岸田国士『風俗の非道徳性』より引用
  • それに彼は対抗出来ず、すぐに眼を伏せて、灰の中をやけに掻き廻した。 豊島与志雄『塩花』より引用
  • 土地柄に名をかりて、巧みに手を廻して湯女の営業を公然とやっている。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 廻しをとる位の事は全くの普通事だといえばさようらしくもある。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • 男は毛の立ったハンチングを目深に冠って鼠色の二重廻しを着ていた。 佐左木俊郎『指と指環』より引用
  • 大吉は橋をくぐり抜けると立ててゐた叉手を振廻して一人ではしやいだ。 原民喜『潮干狩』より引用
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