延延

全て 名詞 副詞
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  • そこで私は真野原に、彼と別れてからの出来事を延延と話した。 山口芳宏『雲上都市の大冒険』より引用
  • その路地裏に人影はなく、げ落ちたぼろぼろの土壁が延延えんえんと続いているだけだ。 牧野修『アロマパラノイド 偏執の芳香』より引用
  • 延延えんえんと続く山道に揺られながら、男は異常気象に感謝していた。 牧野修『アロマパラノイド 偏執の芳香』より引用
  • 片側二車線の道路上に延延と車両群が連なって、熊本市街をめざしている。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 08 九州撤退戦・上』より引用
  • むかしの行列は、先頭が目の前を通りすぎても後尾は後方の村に隠れてまだ見えないほどに延延とつづく大行列だったのである。 藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(下)』より引用
  • かれには、大家から中堅、新進までの画家たちが、数えきれないほど延延と続いている油絵の道が、いかにも邪魔の多いものにおもえて、人の少ない版画の道で一気に先輩を追越そうと考えていたのかも知れない。 長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(上)』より引用
  • 物語とは要するに、底のない二十五メートルプールで延延と往復し続けるようなモノなので、どうしたところで、それら三つのイズレか、或いはそれら三つの中庸を、選択しなければならない。 西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』より引用
  • おまえは、かつて学生運動がさかんだったころ、過激だといわれる党派に身を投じ、おれに延延と手紙で、暴力とはなんなのか、大衆とはなんなのか、書いてよこしたが、一度でも、あのやとなの母の持ってくる宴会のあまりものを食ったことはあるか? 中上健次『岬』より引用
  • 重定が直言を聞きいれたので、重臣五人は以後昼夜を問わず延延とつづく協議に入った。 藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(上)』より引用
  • おれのほうはマクドナルドでハンバーガーを買うわけにもいかず、口に入れられるものは煙草だけ、それも左足の痛む小指を引きずって、休みなく延延と歩かされる。 樋口有介『ろくでなし』より引用
  • ケリーはヘレンを筆頭とする女性達の手で髪型を整えられ、仮縫いだ何だとたらい回しにされたが、その際、どういうわけか、ジャスミンの自慢話を延延聞かされる羽目になった。 茅田砂胡『スカーレット・ウィザード 第01巻』より引用
  • 見わたすかぎりの平野は暗い雨雲に覆われ、なお降りつづく雨の中に、みのらない穂を持つ青立ちの稲田が延延とひろがっていた。 藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(下)』より引用
  • そんなときに、社員ではないけれども、志功は敢然と出席して、荘重森厳に延延と続く名曲を、残らず真正面から受けとめ、瞑目して棒を振る指揮者のような陶酔と興奮の表情を示し、總一郎の解説と音楽談議にも深く耳を傾けたうえで、いまの音楽と解説に対する自分の感想と意見を、縷縷るる切切と申し述べるのである。 長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(下)』より引用
  • 下のワゴーラ河を囲むように、馬蹄形をなしている岩肌の大峡谷が眼前にひらけ、その右側の絶壁の中腹に穿たれた石窟寺院群を結んでいるバルコニー風の道は、昇り降りの石段をもふくむ露天の廻廊となって、遙か彼方の石窟寺院に至るまで、延延と長く彎曲して連なっている。 長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(下)』より引用
  • 年の市の出店は、浅草寺の境内、門前の広場から、たこの足のように大通りまでのびて、南は蔵前通りを延延と浅草御門まで、西は門跡前から下谷車坂、上野黒門町のあたりまで、隙間なく立ちならぶ。 藤沢周平『日暮れ竹河岸』より引用