広大無辺

171 の用例 (0.01 秒)
  • この時間は永遠で、この時間を占める空間は広大無辺である。 横尾忠則『わが坐禅修行記』より引用
  • 私は広大無辺の宇宙を思ふ時にさう思ふ。 知里幸恵『日記』より引用
  • クルマというものは広大無辺な大陸国の必要悪の産物なのであって、日本では過剰悪である。 開高健『ずばり東京』より引用
  • 商売上の取引なぞは、私の職務という広大無辺な海洋中の水一滴に過ぎなかったのだ。 森田草平『クリスマス・カロル』より引用
  • 人間を見つめる広大無辺な神の眼ざしを、誰がよく理解し得よう? サド/澁澤龍彦訳『恋のかけひき』より引用
  • どうせこの広大無辺な座敷ろうから出ることはできないのだから、堂々と畳の上で死ぬ日を待とう。 森見登美彦『四畳半神話大系』より引用
  • これには泡を食い、横っ走りにあの広大無辺な空港を駆け回った。 五味康祐『西方の音』より引用
  • 東は小善小悪も之をあなどり之を軽んず可からざるを云ひ、西は黄金の力の広大無辺なるを云へるなり。 幸田露伴『東西伊呂波短歌評釈』より引用
  • 日本では昔から、大自然という言葉が大変好んで使われてきましたが、大自然という言葉がどういう意味で使われるかというと、私たちの生きているこの自然界というものは広大無辺なものであり、それにくらべると、人間の力というものはごく僅かなものである。 湯川秀樹『この地球に生れあわせて』より引用
  • 母もまた、自分を、広大無辺こうだいむへんやみの中にかぶ小さな光の点のひとつとして、感じていたのではなかろうか。 上橋菜穂子『獣の奏者 Ⅰ 闘蛇編』より引用
  • 広大無辺にして、面積も体積もないデータの海で、わたしは爆発的に増殖する三人の兄弟に挨拶した。 石田衣良『アキハバラ@DEEP』より引用
  • 小さな俺にとって、お屋敷は広大無辺〈こうだいむへん〉な世界そのものだったのだ。 FlyingShine『CROSS†CHANNEL †2 2,「CROSS POINT(2周目)」』より引用
  • 広大無辺の自然にはなお無限の問題が伏在しているのに、われわれの盲目なためにそれを問題として認め得ない結果、それが存在しないかのようにまくらを高くしているのである。 寺田寅彦『物理学圏外の物理的現象』より引用
  • なぜって、これはほんとに広大無辺な言葉で、いろいろなことを意味することができると、そういうわけなのよ。 サリンジャー/鈴木武樹訳『フラニーとズーイ』より引用
  • そして、二度も広大無辺こうだいむへんな宇宙空間を飛翔ひしょうさせでくれたあの不思議な力が、ふたたび、もどってくれますようにと祈った。 バローズ『火星シリーズ02 火星の女神イサス』より引用
  • ところが、不幸にして、天界とよばれるあの広大無辺な書物の中に、彼は恋のために死ぬということが、この世に生まれてきた時すでに、星でもってちゃんと書かれていたのだ。 チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(上)』より引用
  • 彼女にもわかったことといえば、広大無辺の空間の入口に立って、周囲に名状しがたいものの存在を感じ、緊張した眼に映るすべての無に対するむなしい戦いだけだった。 ムーア『暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル』より引用
  • そうして、どうするのがいとか悪いとか、そんな限定的なモラールや批判や解説を付加して説明するにはあまりに広大無辺な意味をもったものである。 寺田寅彦『さるかに合戦と桃太郎』より引用
  • 宇宙について考えることは恐怖を超え、安心立命の世界に入ることであったが、宇宙の概念があまりにも広大無辺なためにかえって恐しくなることもあった。 横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』より引用
  • だから、ぼくは、この景観の広大無辺な眺めを、くどくどと説明しようとは思わない。 ウェルズ/赤坂長義訳『月世界最初の人間』より引用
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広大無辺 の使われ方