幾許かの銭

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  • 今日こんにちでは大道で字を書いていても、銭をくれる人は多くあるまいと思うが、その頃には通りがかりの人がそのを眺めて幾許いくらかの銭を置いて行ったものである。 岡本綺堂『思い出草』より引用
  • 今日では大道で字を書いていても、ぜにを呉れる人は多くあるまいと思うが、その頃には通りがかりの人がその字を眺めて幾許いくらかの銭を置いて行ったものである。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
  • あわせて三両幾許いくばくかの銭をなぜそうするのか、先走った心の後から手先だけ単独について行くようであった。 井上光晴『丸山蘭水楼の遊女たち』より引用
  • 弥三郎は、幾許いくばくかの銭を賽銭箱の前にひとつひとつ並べるように置いて、寺を出ていった。 新田次郎『槍ヶ岳開山』より引用
  • ぜひと頼まれたもんでと、弁解するように云うだけで、どこへどんな仕事をしにゆくのかは、口をにごして語らなかったが、二、三日するとやって来て、おす《・》え《・》に幾許いくばくかの銭をそっと渡すのである。 山本周五郎『さぶ』より引用