幾分

全て 副詞 名詞
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  • その大きさはわれわれの山靴の跡よりは幾分長く、幅は非常に広かった。 中谷宇吉郎『イグアノドンの唄』より引用
  • いはゆる現代小説と時代小説との間には幾分か讀者の分野があるらしい。 吉川英治『折々の記』より引用
  • しかも幾分それがあるべき理想的な形で行われる場合について述べた。 中野好夫/安野光雅編『悪人礼賛 ―中野好夫エッセイ集』より引用
  • 私が友だちのところを巡ったのも幾分そんな気持に似たところがあった。 北条民雄『眼帯記』より引用
  • 急に窓のそとが明るくなり出した事が、そう云う彼をも幾分ほっとさせた。 堀辰雄『菜穂子』より引用
  • 幾分言葉が不明瞭ふめいりょうなのは、おそらく何か食べながらの電話だからだろう。 椹野道流『鬼籍通覧6 亡羊の嘆』より引用
  • 二年前よりも幾分太ったようだが、貫禄がついたと見えなくもなかった。 東野圭吾『幻夜』より引用
  • 混雑の中を行くために、幾分か時間のゆとりを見て置かねばなりません。 小金井喜美子『鴎外の思い出』より引用
  • 空想ではありますが、日常の見聞が幾分姿を変へてゐる部分もあります。 牧野信一『昭和四年に発表せる創作・評論に就て』より引用
  • 人の流れをって急いで角を曲がり、それまでより幾分広い通りに出た。 秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その1』より引用
  • 明日あすもまた天気てんきとみえてゆきうえはもはや幾分いくぶんかたくなってこおっています。 小川未明『おおかみと人』より引用
  • そこで彼は幾分当惑して、まだ第三の人物が居ったという結論に達した。 直木三十五『金の十字架の呪い』より引用
  • そのためもあろうが、ファラデーは幾分元気が衰えて来たように見えた。 愛知敬一『ファラデーの伝』より引用
  • これは勿論私にも、幾分ながら同情をくに足るものには相違なかった。 芥川竜之介『蜜柑』より引用
  • これは勿論私にも、幾分ながら同情をくに足るものには相違なかつた。 芥川竜之介『蜜柑』より引用
  • 船に弱い私も幾分馴れてきたので、そろそろ食堂に出てみようかと思った。 大倉燁子『妖影』より引用
  • およそ人の外部に表われたところは、幾分かその内の精神を示すものである。 ドイル・アーサー・コナン『世界怪談名作集』より引用
  • この計画がもし百年間の計画だと云うんなら、我々は幾分信用できただろう。 宮本百合子『ソヴェト文壇の現状』より引用
  • 折よく辺りに人もいませんかったので、御馬車の中も幾分見えました。 小金井喜美子『鴎外の思い出』より引用
  • 日中目が眩むほどだった暑さは、夜になる事で幾分涼しくなってくれた。 奈須きのこ『歌月十夜 12 夏祭り1』より引用
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