年百年中

全て 副詞
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  • 馬吉のオカカがアネサのことで音をあげているのは年百年中のことである。 坂口安吾『落語・教祖列伝』より引用
  • そこでオカカは年百年中音をあげているのであるが、誰も同情しない。 坂口安吾『落語・教祖列伝』より引用
  • 料理人というものはふつう、年百年中同じ献立を同じ味に作る。 松平維秋『松平維秋の仕事』より引用
  • 年百年中、鮎が魚屋の店頭に出てたら、アジと変らないことになるだろう。 獅子文六『食味歳時記』より引用
  • 年百年中すわっている人間特有の例のだぶだぶの腹だった。 モーパッサン/杉捷夫訳『ピエールとジャン』より引用
  • 彼等は年百年中働くばかりである。 黒島伝治『小豆島』より引用
  • 獣か何かのように、年百年中薄闇に蠢いているのとは違って、蒲団の上に座り込んで、小奇麗な切符を扱っていればいい。 菊池寛『出世』より引用
  • どうしても年百年中荒潮の中に浪と闘う老船長である。 沖野岩三郎『バークレーより』より引用
  • 年百年中酔っぱらっているくせに、彼女は非常に胃が弱かったから、いたるところで酔いながら反吐へどをついた。 サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』より引用
  • 普通の教師は学校以外の場所では中折帽なかおれぼうをかぶったり鳥打帽とりうちぼうに着流しで散歩することもあるが、校長だけは年百年中ねんびゃくねんじゅう学校の制帽せいぼうで押し通している、白髪のはみだした学帽には浦和中学のマークがいつも燦然さんぜんと輝いている。 佐藤紅緑『ああ玉杯に花うけて』より引用
  • アネサは怠け者ではあるが、年百年中クワをふり下しふり上げているし、斧で大木を斬り倒すのも馴れている。 坂口安吾『落語・教祖列伝』より引用
  • 年百年中ぼろ着て働いても、不作の年には粥もすすれんし、作柄のええ年でもあらかた領主様に召し上げられて、自分では腹一ぱいまま食うことも出来へん。 海音寺潮五郎『史談と史論(上)』より引用
  • 昔の友達といへば、大概、郷里の陣笠だの、先祖代々の財産をどうやら土俵際で持ちこたへて東京へ亡命してくる連中で、そのほかに、院外団のやうなのや、年中カバンをぶらさげて歩いてゐる男、金銀を探して年百年中山又山を旅行する男、支那陶器の鑑定家、幇間ほうかんのやうなものもある。 坂口安吾『波子』より引用
  • 意地わるの男がアルカンなどときまつてゐて、ピエロはコロンビーヌにベタ惚れなのだがふられ通しで、色恋に限らず、何でもやることがドヂで星のめぐり合せが悪くて、年百年中わが身の運命のつたなさを嘆いてゐるのである。 坂口安吾『土の中からの話』より引用
  • 意地わるの男がアルカンなどときまっていて、ピエロはコロンビーヌにベタ惚れなのだがふられ通しで、色恋に限らず、何でもやることがドジで星のめぐり合せが悪くて、年百年中わが身の運命のつたなさを嘆いているのである。 坂口安吾『土の中からの話』より引用