年来の知己

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  • 初対面なのに十年来の知己でもあるかのような親近感を武田は憶えた。 高杉良『勇気凜々』より引用
  • 毛は茶色でミックスのようだが、十年来の知己に会ったような眼差しである。 渡辺淳一『シャトウ ルージュ』より引用
  • 親切なウェイトレスのモリーが、年来の知己を迎えるように彼を迎えた。 クリスティ/深町眞理子訳『クリスティの六個の脳髄』より引用
  • いまの茂森は十年来の知己のような表情かおをしている。 山田正紀『謀殺のチェス・ゲーム』より引用
  • だから二人は知り合ってから、まだ一年と経たないのに十年来の知己ちきよりも親しく見えた。 海野十三『地獄街道』より引用
  • 遅い昼食を挟んで二時間ばかり話しただけだが、帰り際には十年来の知己のような仲になっていた。 佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』より引用
  • しかし、50年来の知己である鄧小平の決意が固いと知ると反対せずに従った。
  • せた写真を何度も繰返し眺めるうちに、ハンスが年来の知己であるように思えて来た。 イネス/池央耿訳『ベルリン空輸回廊』より引用
  • その声は何年来の知己のように親しく響いた。 阿刀田高『仮面の女』より引用
  • まるで、十年来の知己ちきに対するような素晴らしい笑顔である。 吉野匠『レイン3 シャンドリス、侵攻す』より引用
  • そのガブリエルという神父は、朝倉夫妻とは数十年来の知己ちきの間柄だと言った。 乾くるみ『Jの神話』より引用
  • どんなに控え目な態度で出て行っても、顔を合わせるとたん、二十年来の知己のような親しみを感ぜざるをえない。 ルソー/桑原武夫訳『告白(上)』より引用
  • まるで数年来の知己ちきみたいに冬子は心やすい。 阿刀田高『待っている男』より引用
  • 第一作からペリー・メイスンは老練きわまる調子で三十年来の知己ちきのように読者の心に迫ってくるし、三十年後のメイスンは不死鳥のように若々しく相変わらずの活躍ぶりを見せる。 ガードナー/鮎川信夫訳『すねた娘』より引用
  • 高橋家は彫刻師としては名家であり、定次郎氏は私とは年来の知己で、性情伎倆ぎりょうともに尊敬している人である。 高村光雲『幕末維新懐古談』より引用
  • ところが彼自身はメイヤール氏とここ数年来の知己で、だから玄関先まで同行し、紹介の労をとるぐらいのことはしてもよいが、狂人のことは考えるだけで身震いがするので、建物のなかに入るのはご免こうむる、とつけ加えた。 ポー/八木敏雄訳『ポオのSF 第2巻』より引用
  • 同君はぼくと同郷の士であるのみならず、ひとの気をそらさない性格の持ち主だから、ぼくとは、たちまち、十年来の知己のごとく、うちとけあってしまった。 ドイル/斎藤伯好訳『マラコット海淵』より引用
  • と言うより、三十年来の知己です。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(3)』より引用
  • 平次に取っては年来の知己でもあり、恩人でもある、吟味与力の笹野新三郎ささのしんざぶろうが、事件がむずかしいとみて、又六を神田まで走らせたのでしょう。 野村胡堂『銭形平次捕物控 14』より引用
  • ところでまず、年来の知己たる読者諸君にあらかじめ申し上げておきたいのは、筆者はいつでも開卷劈頭かいかんへきとうに愉しさをお約束したいことである。 アレクサンドル・デュマ/横塚光雄訳『黒いチューリップ』より引用
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年来の知己 の使われ方