帰す

全て 動詞
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  • もともと彼らは甲賀組こうがぐみの一人をも生きて江戸へ帰そうとは思っていない。 山田風太郎『秘戯書争奪』より引用
  • 要するに何でもないことなんだから、名さえ言えば帰されると言うのだ。 大杉栄『日本脱出記』より引用
  • 主人の意志は三人を都へ帰すにあるのはわかりきったことなのだから。 倉田百三『俊寛』より引用
  • 私が疲れているから早めに帰そうとしているんだろうか、と私は思った。 内田春菊『犬の方が嫉妬深い』より引用
  • そのためにと持って来た三合ほどの米を夫人に渡して駅にとって帰す。 伊藤整『太平洋戦争日記(三)』より引用
  • 先に一人で北海道に帰しておいて、あとで再会できると思ったんだろう。 村上春樹『1Q84 BOOK2』より引用
  • いいともさ、私だって帰したくなかったんだもの、とあれも云って居た。 宮本百合子『芽生』より引用
  • そう言ってついてきたのは、瞳子ちゃんを一人で帰したくなかったから。 今野緒雪『マリア様がみてる 22 未来の白地図』より引用
  • われらが夜の語り部とその物語を一冊の本に帰そうとしている聴衆たちは? 古川日出男『アラビアの夜の種族2』より引用
  • キングはこの三人を、命にかけても日本に帰そうと、心の中に決意した。 三浦綾子『海嶺(下)』より引用
  • 自分の生まれ故郷のすぐそばから追い帰されることはないような気がする。 三浦綾子『海嶺(下)』より引用
  • 彼は多くの原因から生じ得べきものを、ただ一つの原因に帰している。 リカード・デイヴィッド『経済学及び課税の諸原理』より引用
  • それに網にかかった魚はなんでもござれ、ただじゃ帰さんという主義さ。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(1)』より引用
  • しかし二十五口径自動拳銃は、全然出て来なかったので、家へ帰された。 クイーン/石川年訳『アメリカロデオ射殺事件』より引用
  • 荷物を運んで来た息子は、家の前まで来て帰され、中に入っていなかった。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(上)』より引用
  • それを助けてくれたそなたに何もやらずに帰すのは、こちらの気が済まぬ。 松本清張『かげろう絵図(下)』より引用
  • 女を帰そうと思って玄関まで送ってゆくと、そのうちの一人の女の靴が無い。 山口瞳『酒呑みの自己弁護』より引用
  • 私はそうなると、お神さんのあるのが業腹ごうはらで帰してやるのがいやなんです。 徳田秋声『仮装人物』より引用
  • そういいながら、おばあちゃんは窓の外から、視線を部屋の中へ帰した。 梶尾真治『百光年ハネムーン』より引用
  • 自分を帰して置いて、岸田と遊びに行くのだらうと、またしても疑つた。 武田麟太郎『現代詩』より引用
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