帯びる

全て 動詞
1,514 の用例 (0.01 秒)
  • 彼らはあらゆる革命的性質を帯びた団体的同盟罷業をなしたがっていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 博士はそう云って椅子へ掛け直ると、急に熱を帯びた口調で後を続けた。 大阪圭吉『三狂人』より引用
  • この頃から私と母との関係は、いくらかずつ悲劇的な性質を帯びだした。 堀辰雄『麦藁帽子』より引用
  • そしてそのシステムは必要に応じて暴力的な傾向を帯びるかもしれない。 村上春樹『1Q84 BOOK3』より引用
  • 先ほどの怒りとは違った意味で、かああっと頬が熱を帯びるのを感じた。 流星香『プラパ・ゼータ 3 平行神話』より引用
  • の川の川原かはらの石はいつも白い様な色合を帯びてゐて水苔みづごけ一つ生えない。 斎藤茂吉『念珠集』より引用
  • とばかり、大小の刀を腰へ帯びることも忘れている連中の一人であった。 池波正太郎『剣客商売 01』より引用
  • その数字のおんは私の舌に停滞して、徐々に意味を帯びるように思われた。 三島由紀夫『金閣寺』より引用
  • 彼の顔は、その頃からやや蒼白な色を帯び、狂犬のような瞳をしていた。 菊池寛『勲章を貰う話』より引用
  • 全身桃色を帯びた暗い灰色だが、胸から腹にかけてはやや白味を帯びる。
  • 一般にファシズム支配にとってはデマゴギーは重大な役割を帯びている。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
  • 藤原純友の乱以後ほとんど行われなくなり、神社が帯びる程度となった。
  • 間もなく通信の内容は、全部私の思想と正反対の性質を帯びるに至った。 モーゼス・ウィリアム・ステイントン『霊訓』より引用
  • だが、そのうちに友の手紙はだんだん絶望に近い調子を帯びて来るのだつた。 原民喜『火の子供』より引用
  • ただし晩年に近づいてからは顔の色が病人じみた黄色味を帯びて来た。 ロラン・ロマン『ベートーヴェンの生涯』より引用
  • 酒気を帯びないで勤務している者は一人もないという状態であった。 宮本百合子『フロレンス・ナイチンゲールの生涯』より引用
  • 白髯はくぜんの間からのぞいている頬が、いつもより赤味を帯びて光っていた。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • それが二三人で持ち合ってなかなか捗取はかどらないような湿しめを帯びていた。 夏目漱石『変な音』より引用
  • その点において永遠性と普遍性を帯びて万人の心に触れるはずである。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 私はふと紫色を帯びているように想像せられるその盲人の唇を考えた。 田中貢太郎『雪の夜の怪』より引用
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