差出がましい

全て 形容詞
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  • 差出がましいことですが、心配で仕様がないから、それとなく法律の先生にきいてきたのですよ。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • しかし、そんな差出がましいことを僕が書くはずがない。 李成『砧をうつ女』より引用
  • 俺は先ほどから考えているのだが、俺は実際こんな事にまで立ち入って行動するのは一寸差出がましいような気がしてならないんだ。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • 差出がましいことは一切あなたはお好みになりませんから差控えておりましたが、時刻はもう間もなく二時で、四時まではあますところもう二時間しかございません。 久生十蘭『魔都』より引用
  • その場へ出て行って金をたたきつけ明日にもどこかへ移れるようにしてやりたく思ったのだが、それも、あまり差出がましく考えられて、これは無論ただその瞬間に考えただけのことだった。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • そのための方策たるべく、解決の方向を示唆しさすべく、私は以上のような差出がましい考察をあえて試みた次第である。 谷沢永一『人間通と世間通 “古典の英知”は今も輝く』より引用
  • 差出さしでがましうございますが、それも御詮議下ごせんぎくださいまし。 芥川竜之介『藪の中』より引用
  • これが素人衆というならばこんな差出がましいことを申上げるんじゃありませんが、今申上げました通り、相手はわたくしどもと同様なやくざだということになれば、所詮見過ごしにしているわけには参りません。 久生十蘭『魔都』より引用
  • たちまち大ぜいの男たちが、差出がましく、ご奉公に飛び出した、一つには賞金ほしさと、一つには奴隷制度の最も有害な影響の一つであるあの卑屈なへつらいの気持からとであった。 ストウ/山屋三郎・大久保博訳『アンクル・トムズ・ケビン(下)』より引用
  • 差出がましいと思われようと、何と言われようと、その時は自分が、遺族友人対世間の間に立って、万事を取りしきらねばならぬと覚悟していた。 阿川弘之『末の末っ子』より引用
  • おそらくあなたはそのような計画は、とうの昔に断念なさっておられるかもしれませんが、そうでしたら、私が余計な差出がましいことを申した無礼を、どうぞお許し下さい。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(3)』より引用
  • そこでは、もの言いが少しぶしつけで、差出がましい事ばかり言う人は、自分こそほんとうのジョン・ブルであると言い、きまって遠慮会釈なく物を言う。 アーヴィング/吉田甲子太郎訳『スケッチブック』より引用
  • 誠に差出がましく恐入りますが、しばらく御清聴を煩わしまする。 泉鏡花『湯女の魂』より引用
  • 大戦中、枢軸という同盟関係にありながら、ムッソリーニ自身、ヒットラーのうるさいほどの口出しや差出がましい態度に反発を抱き続け、イタリア戦線へのドイツ軍の補強さえいやがっていたという。 木村裕主『ムッソリーニを逮捕せよ』より引用
  • 世間に所謂女学生徒などが、自から浅学寡聞かぶんを忘れて、差出がましく口を開いて人に笑わるゝが如きは、我輩の取らざる所なり。 福沢諭吉『新女大学』より引用
  • 序文としては聊か差出がましいが、再びこの書を建白書資料として政府、議會に提出し、一考を促したい。 斎藤隆介『職人衆昔ばなし』より引用
  • 申すは、差出がましゅうござるなれど、これは格別、奥方様の思召おぼしめしにかないましょう。 泉鏡花『天守物語』より引用