差し

全て 動詞 名詞
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  • 彼女の小学校の先生のような指摘に、私は彼女を指で差しながら答えた。 福永武彦『海市』より引用
  • それでも父の前をはずして私と差し向いになった時は、むしろ沈んでいた。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 汽船は樺太を差して進んでゐるのだが、島の岩の多い岸はまだ見えない。 森林太郎『樺太脱獄記』より引用
  • あとつけというのは、武士で道中で替差しの刀を入れておく箱のことだ。 林不忘『丹下左膳』より引用
  • 私はすっかりを消した暗い暗い寝室の間の廊下をそっと差し覗いた。 北原白秋『フレップ・トリップ』より引用
  • 一緒にお弁当を食べていた女子の一人が、そう言って廊下ろうかの方を指差した。 花鳳神也『死神とチョコレート・パフェ 3』より引用
  • 何ぼ何でも気が差したと見えて女はすぐ顔を引き下してしまった。 宮本百合子『二十三番地』より引用
  • 差し向かいに位置している恵子を見て、田島は不思議な気持ちになった。 片岡義男『七月の水玉』より引用
  • 神名が最初に指差したのは天井からるされたUFOのおもちゃだった。 花鳳神也『死神とチョコレート・パフェ 3』より引用
  • 沖の光を背にしたまま、漁港の上にある白く光った丘を指差している。 高野敦志『漁火』より引用
  • それはしづかしたあかるいあき日差ひざしなかなみだあつくなるやうな努力どりよくえた。 南部修太郎『画家とセリセリス』より引用
  • そして、気がついた時には、刀を差した男がうしろへ廻って背をさすっていた。 田中貢太郎『神仙河野久』より引用
  • 通路を突っ切った正面に階段があり、上からの光が差しこんできていた。 水野良『ロードス島戦記 4 火竜山の魔竜(下)』より引用
  • もう再び自分の上に藝術の世界のホントの光が差して來ることは無い。 三好十郎『肌の匂い』より引用
  • 一応日傘は差しているのだが、明らかにコーディネートに失敗している。 入間人間『電波女と青春男 第05巻』より引用
  • お勝は月の下で背の高い一本の短い刀を差した暴漢に帯の端を掴まれていた。 田中貢太郎『放生津物語』より引用
  • 髪を上にまとめてボールペンを差した大村看護婦の姿も見えなかった。 村上春樹『1Q84 BOOK3』より引用
  • 学校から帰ってくると、家の前に、日傘を差した着物の女の人がいた。 佐野良二『尾なし犬』より引用
  • と二人してとゞめを差しましたは実に立派なことでございます。 鈴木行三『粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)』より引用
  • 永遠性を意味する不死性は先づ差し當りこの形を取らねばならぬであらう。 波多野精一『時と永遠』より引用
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