巣ごもる
全て
動詞
18 の例文
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なお、依田紀基は、手筋をより合理的に定義できる「筋場理論」を提唱している。相手の石を取る手筋の例として「鶴の巣ごもり」と呼ばれる手がある。
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あなたたちの巣ごもりの島が、いつまでも、あなたたちのものでありますように。
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部落のほかの男たちは、そこに一対の弓矢がかけられている間は、その持主に良人の位置を認めるわけである。獣の巣ごもりに近いそういう男女の結合の形でも、やはり人間には互の好きさが大きい役割をもっていた。その弓矢をもった男と、小舎の女とは、互にひどく気に入って、愛着し、はなれることがいやであった。
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鳩が屋根の上にとまってククウと鳴いている。巣ごもり中の雌鶏が雛っ子をつれてパン屑をつっつきに入って来る。
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船は、おまえたちのものだ。しかし、巣ごもる時期がすぎたら、すぐ教えにきてくれ。おまえたちに、とくに話したいことがあるのだよ。
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私の寂蓼の中に私はあなたの夕暮れの歌の若干を見いだす、それらは消えはててなお不死のこだまを残していた。そうしてあなたの満たされなかった日々の吐息は、秋の正午のぬくやかな静謐の中に巣ごもっていた。
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一週間ほどしたら、鶏のほうを巣ごもりさせます。だけど、あんたさんなら奴らもこわがりはせんです。
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庄九郎は、にわかに笑った。巣ごもりの山鳩がおどろいて飛び立ったほどのけたたましい笑い声である。
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生活の必要につれてどんどん家を掌握する気分よりも、一般が家を固定の方向に、巣ごもり風に、感受して行く空気なので、沈潜と定着との間、微妙なものがあります。大局から見ると更に面白いものですね。
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「風知草」が柔かな紅い色の曲線で描かれたクロッキーであり、その主調がひろ子の愛の情であるにしろ、そのような愛の流露が可能とされている歴史の過程と一貫した階級的な立場の本質は、たたかいとられた生の肯定その発展として作品の隅々にまで鳴っている。「風知草」の抒情性には、平穏に巣ごもった男女の恋着のなま暖かさはない。大きく暗くおそろしい嵐がすぎて空ににおやかな虹のかかったとき、再び顔と顔とを見合わせた男女が、互の健闘を慶び、生きていることをよろこび、そのよろこばしさにひとしお愛を燃えたたせる姿がある。
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嘴は上下の顎の縁とおそらく口蓋骨を覆っていた。オリジナルのオヴィラプトルの標本と同型の卵と共に巣ごもりをしているシチパチの標本が発見されたことで、卵が実際にはプロトケラトプスではなくオヴィラプトルのものであること、タイプ標本が卵を食べていたのではなく孵化させていた可能性が高いことが示された。オヴィラプトルが卵を食べていた可能性を排除できるものではなく、その摂食戦略は不明のままである。
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そうして畑には麦が延びて、巣ごもりをしている鶉達が、いうところのヒヒ鳴きを立てている。農家がパラパラと蒔かれていたが、多くは花に包まれていた。
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とうとうわたしは、もしじぶんが巣ごもりするつもりなら、まず巣をつくる仕事からわたしの話し相手をしめ出してしまわねばならないと決心しました。その結果、わたしたちはまったく派手にけんかをやりました。
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上述したものを与えること、そして彼らとの時間を与えることで、しばしば毛引きを軽減したりやめさせたりできることがある。ラブバードは巣ごもりの好きな鳥として悪名高い。このことから、細い紙切れや布地のような柔軟な素材はラブバードに与えないほうがよい。
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遠く異国の野を旅するであろう子の、秋冬の寒さを今から思いやって空の鶴に願い事をしたのだ。夜の鶴は巣ごもりして一心に子をはぐくむという中国伝来の観念が背景にあると思われるが、母情に国の違いはない。たとえば書道の古典の一つに『夜鶴庭訓抄』がある。
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けれども、わたしのほうは、卵をうんだり、ヒナがかえればその世話をしたりして、わたしの話し相手と張りあって歌をうたうなどという時間は、まったくありませんでした。そして、ロージー小母さんは、カナリアについてくわしいことは知らなかったかもしれませんが、わたしが巣ごもっているあいだは、静かに安らかにしておかなくてはいけない、という程度のことは知っていました。それで小母さんは、夜はもちろん、昼間でもわたしのかごの上に布を半分だけかけておいてくれました。
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コニーはびっくりした。しかし彼女はなんとかして、何も飲まず喰わずの巣ごもりの親鶏に、何かやりたくてたまらなかった。小さなブリキかんに水をいれてもっていってやった。
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