崩れはじめ

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  • あの最初の大動揺が襲来したときに、この古い煉瓦建の背高い建物は西側の屋根の一角から、ガラガラッと崩れはじめた。 海野十三『棺桶の花嫁』より引用
  • おのれの中で、なにかが灰のようにせて、細かくくずれはじめたのを、セィミヤは感じていた。 上橋菜穂子『獣の奏者 Ⅱ 王獣編』より引用
  • 何人かが、崖の斜面を降りようとしたが、たちまち、足元から上が崩れはじめ、あわてて崖上にもどった。 夢枕獏『神々の山嶺 下』より引用
  • そのとき地面がぐらりと傾き、火口のほうへ崩れはじめた。 ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』より引用
  • すべてが、崩れはじめました。 古川日出男『アラビアの夜の種族3』より引用
  • マルヴィンのしゃべりかたは、本格的に崩れはじめた。 ディクスン『ドラゴンの騎士〔下〕』より引用
  • 医師は左鎖骨下の血管にフォルマリンを注入したがすでに手おくれで、崩れはじめた顔を覆わずにはいられなかった。 竹下節子『パリのマリア』より引用
  • 石ががらがらと崩れはじめた。 板東眞砂子『死国』より引用
  • 最初に賢二と矢野が見つけたときには赤黒い色をしていた腹部の輪は、いまやどす黒く変わっており、その輪に囲まれた三つの穴は、かなり崩れはじめていた。 吉村達也『トンネル』より引用
  • 崩れはじめていた足利軍が立ち直った。 新田次郎『新田義貞(下)』より引用
  • 予備戦力に余裕のないジオン軍は崩れはじめ、練度不足の学徒動員兵の投入だけでは建て直しが不可能となった。
  • 折角せっかく心持が緊張しているうちにやり遂げたかった計画も、こうした状態ありさまでずるずると一角から崩れはじめました。 山下利三郎『流転』より引用
  • その顔はぴくぴく動き、まるで溶けて崩れはじめ、ワックスのかたまりになるかのようだった。 ディック/仁賀克雄訳『宇宙の操り人形』より引用
  • その間に年を越え、慶応四年正月早々の鳥羽伏見のいくさとともに幕府は音たてて崩れはじめたのである。 山田風太郎『修羅維新牢』より引用
  • フォークをいれた途端とたんほろほろ崩れはじめたケーキのように。 久美沙織『SPEAK EASYの魚たち』より引用
  • そして一カ所が燃えながら一階へ落ちたのをきっかけに、手すりぜんたいがドミノ倒しのごとくつぎつぎに炎を上げて崩れはじめた。 吉村達也『ついてくる』より引用
  • 百五十七匹の三トンの頭部が同時に地面に打ちつけられるのとともに、ホバーカーは激しくゆれ、そしてもっと重要なことには、大きな人工の丘が崩れはじめ、小規模な地すべりが起きていた。 R・エイヴァリー『クレイトスの巨大生物』より引用
  • なのに家々が崩れはじめているのだ。 エディングス『エレニア記6 神々の約束』より引用
  • そして、ドームのなめらかな斜面が崩れはじめたのも。 R・エイヴァリー『クレイトスの巨大生物』より引用
  • やがて、正晴を取り囲む土の壁がボロボロと崩れはじめ、土の中から長さ三十センチ以上にも及ぶ巨大な黄緑色の毛虫が、頭をくねらせながら、一匹、二匹、三匹とい出してきた。 吉村達也『憑依 ―HYOU・I―』より引用
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