崩れはじめ

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  • 情勢が自分に非になり、足もとが崩れはじめてくると、近藤は実力以下の人間になる。 司馬遼太郎『燃えよ剣 02 (下)』より引用
  • 天候てんこうは南の方からくずれはじめていた。 山本弘『サーラの冒険 Extra 死者の村の少女』より引用
  • どの家でも夕餉ゆうげが終わっている時刻であり、かろうじて持ちこたえていた空も崩れはじめていた。 熊谷達也『邂逅(かいこう)の森』より引用
  • 小文の中でなにかが崩れはじめている前兆だった。 馳星周『不夜城完結編 長恨歌』より引用
  • 白刃がきらめくたびに爆発が起こり、敵の砲列は崩れはじめた。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 15 山口防衛戦4』より引用
  • しかしそのようなとらえかたは、時間と歴史が神の手をはなれはじめるとき、もはや崩れはじめざるをえない。 福井憲彦『時間と習俗の社会史 ―生きられたフランス近代へ』より引用
  • そしてこの事から、人間が個人生活だけを守るという生き方が、その根柢から崩れはじめたといえる。 中井正一『歴史の流れの中の図書館』より引用
  • まして、死後経過日数を重ねてひとみが崩れはじめてきたために、ふたたび生命を吹き込まれた姿を想像するのは困難だった。 吉村達也『トンネル』より引用
  • 医者の技量が稚拙だったせいか、それとも姉が限度を超えた手術を要求したためか、最初の手術から二年ほど経過したときから、急に顔が崩れはじめてきたのです。 吉村達也『スイッチ』より引用
  • なぜか自尊心が崩れはじめていた。 筒井康隆『(「七瀬」三部作 2) 七瀬ふたたび』より引用
  • 部屋に立っていたマネキンが、怒濤の勢いで崩れはじめた。 松野秋鳴『えむえむっ! 第03巻』より引用
  • なんたる異妖、墓地の一角の地面がふいに音をたてて崩れはじめ、そこから一本の腕がニュッと伸びてきたのである。 山田正紀『闇の太守 御贄衆の巻』より引用
  • ところが、その数日後に天候がくずれはじめた。 小栗虫太郎『人外魔境』より引用
  • その時、鎮子の全身が崩れはじめたようにおののきだした。 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』より引用
  • このころから新発田しばた・村上・黒川の諸藩が前後して降伏し、列藩同盟は崩れはじめた。 古川薫『桂小五郎(下)』より引用
  • それを見るとこちらはまだ金網の外なのに、もう表情がめろめろに崩れはじめて、自転車を指定の場所へ置きに行く間にもう表情は服を脱いで裸になって走り出してしまっている。 赤瀬川原平『ごちそう探検隊』より引用
  • 秋も十一月に入って、お天気はようやくくずれはじめた。 海野十三『恐怖の口笛』より引用
  • 同時に、周囲の土砂どしゃが、界元目指して崩れはじめた。 ろくごまるに『封仙娘娘追宝録02 嵐を招く道士たち』より引用
  • 最初にくずれはじめたのは玉座のあった中心部だが、白い光がゆっくりと膨張を続けるにつれ、しだいに周辺に被害が広がっていった。 山本弘『妖魔夜行 戦慄のミレニアム(下)』より引用
  • この方面の第一次防衛ラインは死闘を繰り返したあげく、二十体に及ぶスキュラの一斉射撃を機に崩れはじめ突破された。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 09 九州撤退戦・下』より引用
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