層一層

全て 副詞
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  • あるいは自分などより層一層痛切な思いを抱いて、足も地につかない人もあろう。 伊藤左千夫『去年』より引用
  • 罪を知っているだけ苦痛は層一層苦痛だ。 伊藤左千夫『去年』より引用
  • 同時に彼女の身体は層一層、地に向って前に折り曲げられる。 ロチ『秋の日本』より引用
  • 美しい夫婦の愛が子といふものによって、層一層醇化され向上してゆくものなのであらう。 知里幸恵『日記』より引用
  • なほ層一層そういつそうこの運動うんどう大努力だいどりよくえうする天下別目てんかわけめ時期じきだ。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 70 20080623』より引用
  • どうでせう、これから吾々両人われわれりやうにん高姫たかひめさまに層一層立派そういつそうりつぱ神柱かむばしらになつてもらふやうにつとめようぢやありませぬか。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 32 20080623』より引用
  • この部隊はいきり立った伯爵の配下と合流し、その援助を受けたが、さらにこの計画を強固にしなければならぬと信じたムサが別の部隊を送ったので、またたく間に層一層有力になって行った。 サド/澁澤龍彦訳『恋のかけひき』より引用
  • それと反対に未熟ではあるが気韻生動して作陶に生命あるものとなされるならば、私は欣然きんぜんとして層一層研究を進め後進青年達各位のためになにか遺さなければならんと思っているものであります。 北大路魯山人『近作鉢の会に一言』より引用
  • 今まで私が全力を傾けてあるものに気に入ろうと努めてまいりましたとしたら、只今は層一層そうするつもりでおります。 ボッカッチョ/柏熊達生訳『デカメロン(中)』より引用
  • ところで私は、遺憾なことに予言者ではないのだから、三百年後のことは見当も付き兼ねるが、しかし三百年後のわが日本は、文運も層一層隆々として栄えることと想像される。 小倉金之助『三百年後』より引用
  • ただ悪性腫瘍しゅようのように、層一層、しだいに醜さを増す新しい組織が伸び育ってゆくだけなのだ。 ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(下)』より引用
  • さうなれば国民こくみん難儀なんぎ層一層甚そういつそうはなはだしくなるかもれませぬ。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 66 20080623』より引用
  • この儘川中ままかはなかわたると層一層足そういつそうあしくたびれるものです。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 40 20080623』より引用
  • そして其後そのご現在げんざいいたるまで、本統ほんたうのコスモポリニズムはわたし心中しんちうそうそう徹底てつていきたつてゐるのである。 堺利彦『桜と狆と愛国心』より引用
  • そうすれば、資本家と、及びその資本家と賃銀において妥協した少数の労働者とが協力して、製品の価格を不法に吊上つりあげ、大多数の消費者たる無産階級を層一層物価の暴騰ぼうとうに由ってくるしめる結果を生じます。 与謝野晶子『階級闘争の彼方へ』より引用
  • こうなると層一層と恋神クピドのこいしさが身に沁み渡り、はては無我夢中でのしかかるようにそのかおを飽かず眺め入って、心の急くままやたらに接吻くちづけを繰り返しては、ただ眠りの頃あいだけに気を遣うのでした。 アプレイウス/呉茂一・国原吉之助訳『黄金のロバ』より引用
  • すなわち、このはなはだしく異なった二つの衝動は、多くの場合公然と軋轢を続けながら、繰り返し新たに層一層強健な児を設けるように相互に刺戟し合っては、「芸術」という共通の言葉が単に外見上橋渡ししているにすぎないかの対立の闘争の跡をこれらの産児のなかに永久にとどめるべく、相並んで進んで行く。 竹田青嗣『ニーチェ入門』より引用
  • 即ち、或者は良心に責められつつ遂に強權に屈し、或者は何時となく革命的精神を失つて他の温和なる手段を考へるやうになり、或者は全くその理想の前途に絶望して人生に對する興味までも失ひ、さうして或者はこの事件によつて層一層強權と舊思想とに對する憎惡を強めたらしい。 石川啄木『A LETTER FROM PRISON』より引用
  • ところで、前に云った養子が幸いにして前代以上の芸を養い、第二代の家元を継ぐ事になると、層一層、自奮自励して流風を向上させ、倍一倍絶妙の境界に達する。 夢野久作『能とは何か』より引用
  • 各部隊は層一層、軍律を厳に守られたい。 吉川英治『三国志』より引用