居住ブロック
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ティクバも例外ではなく、波打つ路面から弾き飛ばされた彼は、微震し続ける家の外壁に手をついて空を見上げた。地鳴りが周囲を押し包み、この居住ブロックの筒全体に響き渡っている。
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基地の装備が時代遅れとなり、大部分が使い物にならなくなったため、基地から連邦軍が撤退した後は、新たに供給・廃物処理局がここに入った。老朽化した居住ブロックのいくつかは取り壊されて、新たに建て直された。旧幕僚棟は内装が改められ、小さな事務所と、音楽学校やフィットネススタジオが設けられた。
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ニュー・ラナークを設立したデヴィッド・デイルも、ブランタイアの工場に関わりを持っていた。ブランタイアには居住ブロックが一棟だけ現存しており、博物館として使われている。博物館は専ら1813年にブランタイアで生まれたデイヴィッド・リヴィングストンに捧げられたものではあるが、子供用の脚輪付きベッドなども含めて一部屋での居住状況が再現されているのだ。
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「おれの分は済んだ」仲間のうちでは年嵩で、〝親方〟に次ぐリーダー格と目されている男が続ける。サイアムは無視してその場に留まり、頭上で回転する居住ブロックに目を凝らした。真空では空気による遠近差が生じないため、物の形がくっきりと見える。
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半舷出力しか出せなくなってしまった。又、右舷の居住ブロックの一部が焼かれ、若干の死傷者が出ている。ヒースロウは愕然とした。
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それは、ノーマル・スーツを着て居住ブロックに戻ろうとしたカミーユにも聞こえた。
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通常のコロニーでも、円筒の両端にある気密壁には土が盛られ、〝山〟と俗称される光景を造り出しているが、これは根本が異なる。この居住ブロックの先端にあるのは、小惑星を掘り進むカッタードリルなのだ。長らく使われていないカッターは半ば土と同化し、一・六キロに及ぶ刃を岩盤に埋もれさせているものの、やはり普通のコロニーの光景とは違う。
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そのことが、レコア・ロンドをあわてさせた。で、右舷の射撃指揮を下士官に任せると、あわてて居住ブロックに降りて来たのである。
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船体は直方体の構造物を中心に、上部にドーム状の構造物およびブリッジ、前方に甲板および船首、左右に2本ずつそれぞれ単独のアームで支持された合計4本の核融合兼反物質エンジン、というもの。中心部は居住ブロックと機関部、後部デッキ等がある。機関部には反物質エンジンが搭載されている。
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この衛星は、将来スペースコロニーを建設するための実験場となる。その星の外側には、次々と巨大な小惑星が宇宙から曳航され、それを材料とした、宇宙船や、居住ブロックが作られてゆく。そして、最初の植民地となる月に視線が移った。
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サイアムは、採光用に内側がガラス張りになっている外縁部の円環を注視した。グリニッジ標準時に合わせ、夜の時間を迎えている居住ブロックに、ミラーの光が差し込むことはない。代わりに屋内の照明の光がガラス面から漏れ、円環の中にいる人々の息吹を見る者に伝えていた。
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車内に一瞬の闇が訪れ、思い詰めたようなマリーダの瞳を覆い隠した。目的の駅に到着したリニアカーから降り、居住ブロックに通じるエレベーターに乗り込む。腰の肉が押し下げられる独特の感覚を味わううちに、エレベーターは八百メートルあまりを降下し、バナージたちを〈パラオ〉の重力区画へと運んだ。
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乗員福利施設として、士官食堂や自動配膳の一般食堂、ジムを備えた体育館、レクリエーション施設と精神医療施設を兼ねるイメージ投影ルームや冷凍睡眠装置、さらにスナックまである。大工場直上の居住ブロックに2階ぶち抜きの映画鑑賞室や男女別の大浴場も設定されていたが本編で描かれることはなかった。艦内通路はゆるいカーブを描いており、床はオートウォークとなっている。
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上下二枚のミラー・ブロックは常に太陽の光を反射し、正確にはスタンフォード・トーラス型と呼ばれるドーナツ型の居住ブロックに光とエネルギーを供給する。居住ブロックは七十五秒周期で回転し続け、円環の内壁に遠心力による重力を生じさせる。
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一般の乗組員は寝棚形式の共同の相部屋である。直掩艦載機隊の戦闘員専用の居住ブロックは格納庫に隣接しており、緊急事態にも迅速に対応できるようになっている。乗員福利施設として、士官食堂や自動配膳の一般食堂、ジムを備えた体育館、レクリエーション施設と精神医療施設を兼ねるイメージ投影ルームや冷凍睡眠装置、さらにスナックまである。
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女を匂い立たせた白い細面を見る気にはなれず、ハリーは約十万の帰還民が暮らす居留地に目のやり揚を求めた。コンテナ・ブロックを中心に、U字型の居住ブロック四つが組み合わさった形の帰還船は、今はブロックごとに解体され、居住ブロックがそのまま簡易住居として使われている。ドーナツを半分にしたような形の簡易住居が点々と散らばる中、余った構造材を利用して子供たちの遊び揚が作られ、洗濯物の干し台や帰還民同士の物品交換所が設けられている居留地は、難民キャンプそのものの様相を呈していた。
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暗黒星団帝国戦役時、太陽系内の定時パトロール用の機体として使用されていた宇宙艇である。外観上では中央ブロックを中心に、居住ブロックと3つの動力ブロックとが別々に分かれており、今までの地球艦艇および航空機とは一線を画するデザインである。定員は4名であり、操縦席と副操縦席の後ろに機関士席が2つある。
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