尺四方

187 の用例 (0.01 秒)
  • 表面は二尺四方ぐらいの面を丸くいてあるだけだが、深さは三尺近くある。 福永武彦『第一随筆集 別れの歌』より引用
  • 一尺四方でも、地上権の網をかぶせられてしまったら、こちらは手の出しようがありませんからねえ。 安部公房『飢餓同盟』より引用
  • 確かに、スペース的には、一尺四方もないくらいの世界です。 姉小路祐『風水京都・竹の殺人』より引用
  • 図面をとる紙は掛軸用の二尺四方の広さのものであった。 阿井景子『西郷家の女たち』より引用
  • その中心部に、何のあとかは考えたこともなかったが、三じゃく四方の四隅よすみに、四本の柱が立っているところがあった。 中谷宇吉郎『簪を挿した蛇』より引用
  • しかも書を読むときは、いまいったように、わざわざ二尺四方の欅の板に端座する。 山田風太郎『忍法陽炎抄』より引用
  • 三尺四方の階段の上り口は、径四尺以上の石臼でピタリとふさがれた。 山田風太郎『風来忍法帖』より引用
  • 一尺四方に押し固めたものが三錢五厘で、これの一年の費用がおよそ三十圓であるといふ。 島木健作『東旭川村にて』より引用
  • もう一と月にもなるが、この学校の出入り口には、道路に面して二尺四方の広告板が立てかけてある。 渡辺淳一『光と影』より引用
  • 箱の上に尺四方ばかりの姿見があってその左りに「カルルス」泉のびんたっている。 夏目漱石『倫敦消息』より引用
  • その貴婦人は、やはり前に見たごとく三尺四方の厚い首枷をはめられている。 河口慧海『チベット旅行記(下)』より引用
  • 左右には、九尺四方の茅葺の仏堂が二つならんで立っている。 滝沢馬琴『里見八犬伝 巻3』より引用
  • 中は入口近くに三尺四方ほどの囲炉裡いろりがあって、古莚ふるむしろを敷いたところはかぎの一畳半ほどもない。 大下藤次郎『白峰の麓』より引用
  • ガラス張を天井とするこの宿直室は、一尺四方ほどの小さな窓を二つほど持つてはゐたが明りは主としてその天井から來た。 若山牧水『樹木とその葉』より引用
  • このときの1歩は現在の歩よりも小さな面積であったが、後に6尺四方の面積と定められた。
  • 妙に思われたのは、これまで虫干しでも見かけたことのなかった六尺四方の豪華なレースのテーブル掛であった。 矢田津世子『鴻ノ巣女房』より引用
  • 三尺四方の岩乗がんじような木箱に人間をぎゆうぎゆう詰めに押し込んでふたをしてしまふ。 山田風太郎『明治バベルの塔 -山田風太郎明治小説全集12』より引用
  • 三尺四方程の大さに引き離される氷の各片が、切り離されると共に水中に陥る。 島木赤彦『諏訪湖畔冬の生活』より引用
  • 人間の躰がもぐりぬけられるほどの、およそ三尺四方が切りとられていたのだ。 池波正太郎『火の国の城 上』より引用
  • 食堂の片隅に三尺四方ばかりの手摺を持って囲ってある穴倉の入り口があった。 島田清次郎『地上』より引用
  • 次へ »