少なくも三

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  • 少なくも三個師団の日本軍を駐留させ、支那正規軍の存在を許さず。 豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(上)』より引用
  • この仕事が済めば松吉の懐中には、少なくも三百円の現金が残るはずだった。 海野十三『雷』より引用
  • 男がそこに、昔のままの十八の少女の姿をした彼女を発見するまでには、少なくも三四十年の永い歳月が要るのです。 池谷信三郎『橋』より引用
  • 少なくも三たび我汝を呼びぬ、起きて來れ、我等は汝の過ぎて行くべき門を尋ねむ。 山川丙三郎『神曲』より引用
  • 中村屋では新しい製品を売り出すまでには、数年少なくも三、四年の月日を研究のためにかけている。 相馬黒光『一商人として 』より引用
  • 仲間の蜂須賀党が、少なくも三、四十人はもう入り込んでいる。 吉川英治『新書太閤記(一)』より引用
  • 少なくも三世代にわたって一大陸を統べ治めて来た、英領インドの名家の出にすぎぬ身には、こうした種類のものにもせよ、文明がまるで個人の所有物のように懐かしく思われる瞬間がある。 ウルフ/大澤実訳『ダロウェイ夫人』より引用
  • 現在六畳と二畳とで十五円の家賃は、六畳一室借まがりにすれば少なくも三円の室代へやだいを切りつめることができると彼はしじゅう、万一の場合の覚悟をきめていた。 平林初之輔『犠牲者』より引用
  • 建築その他に、少なくも三か月は見ておかなければならないし、趣旨しゅしを宣伝したり、募集の手続きをしたりしていると、いよいよ塾生が集まって来るのは、早くて半年後になるだろう。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 十四歳から十七、八歳までの貸本屋学問に最も夢中であった頃には少なくも三遍位は通して読んだので、その頃は『八犬伝』のドコかが三冊や四冊は欠かさず座右にあったのだから会心の個処は何遍読んだか解らない。 内田魯庵『八犬伝談余』より引用
  • かつて三宅秀君は、新しい医学上の発明等が日本に伝わるのは、少なくも三年はかかると嘆息して申されましたが、このたびの発現だけは郵便の速度で伝播しました。 湯川秀樹『創造的人間』より引用
  • けだし、この動作たる、突然行わんと欲するもあたわず、少なくも三、四回以上これを試みざれば動かず。 井上円了『妖怪玄談』より引用
  • 少なくも三回の氷河期や、回数のわからないほどの大洪水だいこうずい、おそろしい陥没地震かんぼつじしんなどのために、地上の生物はいくたびか死に絶え、口碑伝承こうひでんしょうもとぎれ、記録も流失紛失りゅうしつふんしつして、ほとんど何にも残っていないのだ。 海野十三『海底都市』より引用