小面憎い

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  • 本間さんはそれを見ると何故か急にこの老紳士が、小面憎こづらにくく感じ出した。 芥川竜之介『西郷隆盛』より引用
  • 小面憎こづらにくく思われる傾きもあって、親しく付合う友人は極く限られていた。 高井有一『立原正秋』より引用
  • アタ小面憎こづらにく友彦ともひこくびいて、おもらしてやらねばなりませぬ。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 25 20080623』より引用
  • ひどく落着いたもの静かなその態度が、小面憎いくらいであった。 滝口康彦『拝領妻始末』より引用
  • 母も現世利益ばかりを求めているが、相手が神様でも似たものは小面憎いらしい。 岩井志麻子『岡山女』より引用
  • 織田殿にこそ、この槍を見参にと参ったるに、邪魔だてする小面憎こづらにくわつぱめ。 吉川英治『新書太閤記(四)』より引用
  • 法師が言うのを、小面憎く思ったのか、あかめは憤然と外に踏み出てきた。 皆川博子『乱世玉響』より引用
  • いや、芝居とすればまこと小面憎いほどのあっぱれな大見得である。 半藤一利『幕末辰五郎伝』より引用
  • それは小面憎くもあったが、魅力的でもあった。 カー/宇野利泰訳『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』より引用
  • あんまり仕合せがよいというので、小面憎こづらにくく思ったやからはいかにも面白い話ができたように話している。 伊藤左千夫『春の潮』より引用
  • 二十五歳の若さにしては、小面憎いほどのその余裕と落ち着きが、さらに啓子の神経を苛立いらだたせる。 藤堂志津子『藤堂志津子 恋愛傑作選』より引用
  • 子犬のように寄って来る波江を憎からず感じている様子が、美和子には小面こづら憎い。 宇佐美游『調子のいい女』より引用
  • その小面こづら憎さにムッとして、疾風は高飛車な口調でそう尋ねた。 山田正紀『闇の太守 御贄衆の巻』より引用
  • 内儀さん気取りでいたとか、お客分のつもりでいるのが小面憎こづらにくいとか、あれはただの女じゃあるまいなどと言い出した。 徳田秋声『新世帯』より引用
  • ジントの自慢げな顔がきゅうに小面こづら憎くなって、いってやった。 森岡浩之『星界シリーズ 星界の紋章 02 ささやかな戦い』より引用
  • 小面憎いのは、自来也がおのれが渡した代金以外には、一切手をふれていなかったことである。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫4) 忍者からす』より引用
  • どれほど小面憎こづらにくく思っても、支吾は漆離伯要という人間の才能を高くかっている。 井上祐美子『五王戦国志4 黄塵篇』より引用
  • どうもテキはそのへんを見すかしているらしく、ツンと取り澄して小面こづら憎い。 向田邦子『無名仮名人名簿』より引用
  • 味方と思つた彌次連は、先刻さつきから傍若無人の暴言を小面憎く思つて居た、敵であつたのだ。 萩原朔太郎『二十三夜』より引用
  • が、その運転手は同情どころかい、といった小面憎こづらにくさで、黙りかえっています。 田中英光『オリンポスの果実』より引用
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