小豆とぎ
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名詞
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容姿は7、8歳の人間の子供のようで、紐のほどけた服を着ている。小豆とぎ屋敷という屋敷に、夕方になると現れる。ほどけた服の紐を結んでやろうと誰かが近づくと、その者は付紐小僧にだまされて一晩中歩かされる羽目になり、夜が明ける頃になってようやく家へ帰ることができるという。
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そのために夜遅くまで外で遊んでいる子供は「付紐小僧が出るぞ」と言って家へ呼び戻された。小豆とぎ屋敷とは、その名の通り小豆とぎが住んでいる屋敷といわれ、付紐小僧を小豆とぎの相棒とする説もある。
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これらのタヌキやイタチの塗壁も、その場に座り込んで煙草に火をつけて一服すると視界がひらけ前に進むことが出来るとされている。また、大分県南海部郡に伝わる民話によれば、塗壁は七曲りという坂道に小豆とぎと共に現れるとされており、夜に歩いている最中に急に目の前が真っ暗になるものだという。正体はタヌキであり、人が着ている着物の後ろの帯の結び目にタヌキが乗り、両手で人の目を塞いで視界を奪うので、タヌキが乗ることの出来ないように帯の結び目を前にしてしめると、避けることが出来るといわれる。
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小豆洗いまたは小豆とぎは、ショキショキと音をたてて川で小豆を洗うといわれる日本の妖怪。水木しげるのゲゲゲの鬼太郎にも登場したことがあり、鳥取県境港市の水木しげるロードに銅像があるなど、マニアの間では知名度の高い妖怪である。
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とぼけた若者が、夕方、野道を歩いていると、ぼたもちが落ちている、これはうまそうだ、と拾って食べると、馬糞だったとか、旅の人が夜道を歩いていると、美しい女が現われて、風呂に入らないか、とすすめるので、喜んで入ると肥だめだったとか、こういう話だった。また、近くの「下の川」には、河童や小豆とぎがいるとか、川岸の「病院小屋」と呼ばれた廃屋には、子取坊主がいるとかいったような話も、聞かせてくれた。なにものかが隠れているようなフンイキのする下の川の浮草の間に河童がいるといわれると、いないとはとても考えられない。
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