小さな卓子

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  • 小さな卓子テーブルのうえに、なるほど録音の発声器らしいものが載っているだけだ。 海野十三『什器破壊業事件』より引用
  • 女子供は門口の空地に水を撒いて、小さな卓子テーブルと低い腰掛をそこに置いた。 魯迅『風波』より引用
  • ヴェランダに小さな卓子を用意してお別れのお茶を三人でいただいてゐたとき、父は私に一冊の鼠色の本をくれた。 神西清『恢復期』より引用
  • そして輝かしいような気のする額を、汚い小さな卓子の上に伏せて、長い間我を忘れて考え込んでいた。 豊島与志雄『神棚』より引用
  • 室の隅っこの小さな卓子に就いて、ぼんやり考え込んでると、お清は時々やって来た。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 水のはいったブリキの金盥をのせてる小さな卓子を、粗末な木の腰掛が取巻いていた。 豊島与志雄『神棚』より引用
  • 寝台のそばには、一基の小さな卓子があり、その上には一枚のお盆があり、それには、伏せた大盃を載せた葡萄酒の瓶が一本置いてありました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 04』より引用
  • 八人の女が、猿のように小さな卓子を囲んで箸を動かせる。 林芙美子『放浪記(初出)』より引用
  • 通って見ると部屋の中には、もう四五人の大学生が、フロックの清水昌一しみずしょういちと一しょに、小さな卓子テエブルを囲んでいた。 芥川竜之介『路上』より引用
  • 隅っこの小さな卓子を選んだ。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 小さな卓子を三つ配置しただけの土間の客席、その正面の置台を距てて、調理場があり、おばさんと皆から呼ばれてるお上さんが、独りで忙しく働いていた。 豊島与志雄『庶民生活』より引用
  • そのほかには、京菜の漬物に薄い味噌汁、八人の女が、猿のように小さな卓子を囲んで、はしを動かせる。 林芙美子『新版 放浪記』より引用
  • そこでこの肥って善良な七面鳥が奥の室から廉物やすものの蓄音機を、耳環をちらちらでかかえ出して来て、窓際の小さな卓子テーブルに据えると、煤色の大きな喇叭ラッパの口を私たちの方へ差向けたものだ。 北原白秋『フレップ・トリップ』より引用