寝ぐるしい

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  • 寝ぐるしい夏の夜に、幾度となくわたしは呉さんの言った言葉を思い出した。 福永武彦『忘却の河』より引用
  • 夜も寝ぐるしくて熱い熱い夢ばかりに悩まされ、気の狂いそうな晩もあった。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • とくにゆうべは寝ぐるしくて、ベッドへ入ってからも二時過ぎまで寝つかれなかったのである。 横溝正史『金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜 v0.9』より引用
  • 研究会が終わるまでの二晩を、竹山は寝ぐるしく過ごした。 三浦綾子『ひつじが丘』より引用
  • 葉蔵は寝ぐるしい思いをしていた。 太宰治『晩年』より引用
  • ある夜は、そのために、寝ぐるしくなることさえあった。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • おまけに家族七人の雑魚寝の端に割りこんだのだから、寝ぐるしいこと夥しい。 神西清『地獄』より引用
  • 米沢城下は長く寝ぐるしい夜のあとにおとずれたつかのまの安息につつまれていた。 藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(上)』より引用
  • それから一時間後にミハイル・ストロゴフは、外国人にとっては固くて寝ぐるしいロシアのベッドで眠っていた。 ヴェルヌ/江口清訳『皇帝の密使(上)』より引用
  • 義成はこの夜にいたって、なんとなく寝ぐるしく、ねむることができない。 滝沢馬琴『里見八犬伝 巻3』より引用
  • 今夜は、寝ぐるしい晩で、変だとおもって、ふとまくらもとをみると、ぬーっとだれか立ってるんだ。 興津要『古典落語(続々々)』より引用
  • 銀兵衛にとっても寝ぐるしい一夜がようやくあけた。 南原幹雄『付き馬屋おえん暗闇始末』より引用
  • 樹々はそうたてこんでいないのに、林の夜は蒸し暑く、寝ぐるしい。 近藤絃一『したたかな敗者たち』より引用
  • 彼は寝ぐるしくなったので、ごろりと向きを変えた。 山本有三『路傍の石』より引用
  • 明日になるのを待ち兼ねる気持で、一層寝ぐるしくなる。 吉行淳之介『美少女』より引用
  • 王允おういんのことばを信じて、呂布りょふはその夜、素直に邸に帰ったもののなんとなく寝ぐるしくて、一晩中、熟睡できなかった。 吉川英治『三国志』より引用
  • ことに又ぞろ母からの無理な申込で頭を痛めたせいか、その夜は寝ぐるしく、怪しい夢ばかり見て我ながら眠っているのか、覚めているのか判然わからぬ位であった。 国木田独歩『酒中日記』より引用
  • なんとなくぐるしい夜であった。 横溝正史『青髪鬼』より引用
  • その夜は、寝ぐるしい夜になった。 吉行淳之介『美少女』より引用
  • ただ寝ぐるしいために、からだを動かし、しびれた足をのばして、安楽椅子のクッションにもっと深くしずみこもうとしたのだけはおぼえていた。 クイーン/田村隆一訳『Yの悲劇』より引用