寒い

全て 形容詞
7,889 の用例 (0.01 秒)
  • まあよい都合に向うに渡り切りましたがどうもその寒い事一通りでない。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • ところが寒吉は折よく社の帰りに、駅前で彼の演説をきくことができた。 坂口安吾『選挙殺人事件』より引用
  • 寒子は別れたロロにそんな何でもない役割を課せられてゐたのであつた。 林芙美子『瑪瑙盤』より引用
  • とにかく私は、今あなたを寒くないようにと大変思っているからなのね。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 実際に寒くはなかったし、それに寒さなど感じている場合ではなかった。 井上靖『崖(下)』より引用
  • 話をしながらも、私どもはその開かれた窓のために寒さを感じていた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 冬は俺の想像つかんような寒さのところやのに、人がものすごう明るい。 豊田勇造『歌旅日記−日本編』より引用
  • 十余年前の一月半ばのある寒い日の夕方、私はここへ行ったことがある。 橘外男『生不動』より引用
  • 寒い夜風が吹きつけてゐたが、深く呼吸をしてゐると、春らしくもある。 林芙美子『瀑布』より引用
  • 寒さと温暖あたたかさとの混合まじりあったような空気は部屋の内までも流れ込んで来た。 島崎藤村『新生』より引用
  • 彼らがうち震えて憤激と寒さとに歯ぎしりしているのが、見てとられた。 ユゴー・ヴィクトル『死刑囚最後の日』より引用
  • 多少の寒さでは、大切にためてきた練炭に火を付けることを許しません。 富田倫生『本の未来』より引用
  • 冷やかな風が何処からともなく流れ寄ってきて、急に身体が寒くなった。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 小さな火鉢だけの室内は寒かったが、若い二人には酒だけで十分だった。 大江志乃夫『凩の時』より引用
  • 世界にはこれとは比較にならないくらい寒く厳しい場所が数多くある。 村上春樹『1Q84 BOOK3』より引用
  • セルに夏羽織の彼は、夕方の馬車の中で寒さに慄へながら來たのだつた。 葛西善蔵『湖畔手記』より引用
  • 寒ければ夏にすればいいのだし、暑ければ冬にすればいいのですからね。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 春とはいえ夜になると残りの寒さが身にみ、裸でいられるものではない。 魯迅『阿Q正伝』より引用
  • その日は例になく朝から雲が出て、突然と風が北に変ったように寒かった。 夏目漱石『門』より引用
  • 寒いためにそうなるのか、暑いためにそうなるのかよくわからなかった。 有島武郎『或る女』より引用
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