富む人物

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  • 従って将来にも富む人物と見こんで、其女をつかわす事にした。 吉川英治『源頼朝(一)』より引用
  • その際、ル・テリエは彼を「王国において最も学識に富む人物」であると紹介した。
  • といわれたほど公正で、侠気きようきに富む人物であった。 陳舜臣『秘本三国志 02 (二)』より引用
  • 十九歳のこの皇子は、英明の誉れ高く、胆力に富む人物だと、既に定評があったのである。 井沢元彦『日本史の叛逆者 私説・壬申の乱』より引用
  • はげしい理想にもえると共に、複雑な思慮に富む人物である。 吉川幸次郎『中国の知恵』より引用
  • 頭もきれるし機転にも富む人物だよ。 クリスティ/小西宏訳『「ポワロ参上!」3』より引用
  • 陽穀県は田舎町ではあったが、なかなか義気に富む人物が多くいて、物持ちの連中はこぞって武松に銀子を送り、ほかにも酒食や銭や米をはなむけに送るものもすくなくなかった。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(二)』より引用
  • 設営隊長の岡村徳長少佐は、国家改造論に関心を持ち、五・一五事件に関係して、早く予備役となったが、勇敢で奇策に富む人物であった。 豊田穣『海軍軍令部』より引用
  • バランタイン課長は、翌日、ワシントンに帰って井川理事との会見にかんする詳細な報告書を作成したが、その中で、井川理事については「人格者で説得力と知性に富む人物」と評価しながらも、結局は、日本側の意図はなお不明であり、それを確実に把握するためには「数日間かけねばならぬだろう」と、結論した。 児島襄『開戦前夜』より引用
  • その意味で、ヒトラーが戦局の悪化に伴って気力を失い、独善的な環境に閉じこもろうとしたことは理解できるがそれにしても、ヒトラーほど自己顕示欲に富む人物が、かくも急激に隠とん生活に没入するには、それだけの理由がなければならない。 児島襄『指揮官』より引用
  • 奇行に富む人物として知られる。
  • しかし、彼トリューニヒトは無謀な出兵に反対した、真の勇気と識見に富む人物として、傷を受けるどころか、かえって声価を高めるだろう。 田中芳樹『銀河英雄伝説 01 黎明篇』より引用
  • 武勇に優れ、かつ反骨心に富む人物であったようで、南朝:正平5年/北朝:貞和6年、観応元年に勃発した観応の擾乱の際には反幕府方として活動し、周防の大内氏と同盟して九州に出陣した子の元春の留守を攻撃し、また、日下津城に攻め寄せた安芸守護・武田氏信の軍勢を籠城の末撃退する技量を見せている。
  • その主人公オーギュスト・デュパン氏は、シャーロック・ホームズやアルセーヌ・ルパンほど有名ではないが、実は名探偵ホームズの先輩であり、怪盗ルパンを相手に張りあえる厳正な推理と創造的な直観に富む人物である。 ポー/安引宏訳『モルグ街の殺人』より引用
  • モシュコフスキは機智に富む人物だった。
  • ただ、そういう頭脳の回転速度が早く奔放な発想力に富む人物に共通する特質として、松岡の発言もとかく飛躍性と誇張性に富み、その能弁はしばしば〝怪弁〟あるいは〝奇弁〟の印象を与えた。 豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(下)』より引用
  • 上方地歌の伝統を受継ぐ名手であり、埋もれた古曲を多く伝承した一方、積極的に新作に取組み、三絃奏法に改良を加えるなど、進取の気風に富む人物でもあった。
  • 悪意に富む人物描写に、ルクレチアが感想をつぶやく。 丈月城『カンピオーネ! 03 はじまりの物語』より引用