富むところ

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  • 信長の感情に富むところと、彼のそれとは、理解しあうことができた。 吉川英治『新書太閤記(四)』より引用
  • それは力強く、創造的で、かつ活動力に富むところの「悪」の意志であって、その力はよく私を圧伏あっぷくし得るのであった。 リットン・エドワード・ジョージ・アール・ブルワー『世界怪談名作集』より引用
  • 正太の方は実業に志し、東京へ出た時は主に塗物染物のことを調べ、かたわら絵画の知識をも得ようとしたものであったが、性来物を感受うけいれる力に富むところから、三吉などの向いて行こうとする方面にも興味を感じている。 島崎藤村『家』より引用
  • 味は淡泊で、香味に富むところから、香魚ともてはやされ、一年を一生とするところから、年魚ともいわれます。 平野雅章『たべもの歳時記』より引用
  • 働く人間、彼らのいわゆる「黒い町」の住人どもに与えられているのは、ブルジョア国家がその税で富むところの火酒ウォトカと教会と無智であった。。 宮本百合子『スモーリヌイに翻る赤旗』より引用
  • 寿司屋としての店頭は、古臭い寿司屋形式を排し、一躍近代感覚に富むところの新建築をもって唖然あぜんたらしめるものがあり、高級寿司屋を説明して余りあるものがある。 北大路魯山人『握り寿司の名人』より引用