富む

全て 動詞
1,464 の用例 (0.01 秒)
  • 私は静かな眠った港を前にしながら変転に富んだその夜を回想していた。 梶井基次郎『檸檬』より引用
  • 私は静かな眠った港を前にしながら転変に富んだその夜を回想していた。 梶井基次郎『冬の蠅』より引用
  • それは逆の場合よりも説得力に富み、合理的な説明であるように思えた。 田中芳樹『銀河英雄伝説 03 雌伏篇』より引用
  • 人間は手をつけないでおけるものの数に比例して富んでいるものだから。 ソロー/神原栄一訳『森の生活』より引用
  • もちろん俊助はこういう相手の変化を、好奇心に富んだ眼でながめていた。 芥川龍之介『舞踏会・蜜柑』より引用
  • 四のボタンを押したら、自分の人生は波瀾はらんに富んだものになってしまう。 神崎京介『禁忌』より引用
  • これは、変化に富んだ楽しませる舞台効果によって商業的にも成功した。 宮本百合子『今日の日本の文化問題』より引用
  • どちらかといえばわが編集部も弾力性に富んだ編集の仕方をしていた。 鮎川哲也『朱の絶筆』より引用
  • にんむすめらは、いずれもあまりんでいるうち子供こどもでなかったのです。 小川未明『夕焼け物語』より引用
  • しかしそれは、共同性との関わりで陰影に富んだ対立の相を見せている。 加藤典洋『敗戦後論』より引用
  • 山と海とで起伏に富む日本国に一本の鉄の棒を差し渡したようなものである。 山口瞳『酔いどれ紀行』より引用
  • 文章の婉麗にして雅致に富んだものである点は、すでに指摘しておいた。 クレランド/江藤潔訳『ファーニィ・ヒル』より引用
  • ここでは想像力に富んだ科学者の夢にしか存在しなかったものだ。 K・H・シェール『地球への追放者』より引用
  • 夫人は四度も夫を持ったという、かなりその方面の経験に富んだ女性である。 クリスティ/松本恵子訳『青列車殺人事件』より引用
  • このように軽装であるためローマ軍の中では最も機動力に富む兵士であった。
  • もしド・レナル氏が想像力に富んだ人だったなら、すべてを察したろう。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(上)』より引用
  • しかし罪の意識なくして富んでいるのは愛を説く人には矛盾である。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 海軍将校になっても事務畑を歩いてきた自分と違って、冒険心に富んだ男でね。 福井晴敏『終戦のローレライ(下)』より引用
  • 抑揚よくように富んだ音楽性の豊かな言語を、音として聞くことしかできないのだ。 田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿04 クレオパトラの葬送』より引用
  • これが機知に富むこの国民の目にはなみなみならぬことと映ったのである。 スタンダール/宗左近訳『カストロの尼』より引用
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