寄越す

全て 動詞
272 の用例 (0.00 秒)
  • 妻は一度手紙を寄越したが、その手紙には何の感情も籠つてゐなかつた。 二葉亭四迷『嫉妬する夫の手記』より引用
  • それでも念のためのつもりで確認すると、光岡は意外な返事を寄越よこした。 貫井徳郎『天使の屍』より引用
  • 明治三十八年中に氏から私に寄越した手紙で残っているものは次の五通である。 高浜虚子『漱石氏と私』より引用
  • すると予想した通りの人物が、自分のほうを向いて手を振って寄越す。 若月京子『トラブル・トラブル』より引用
  • ただの病死なら、警察が捜査官を十数人も、送って寄越すとは思えない。 乾くるみ『Jの神話』より引用
  • 出席する旨の回答を、戦争の前に寄越していた人数の約半数が集まった。 中村正『元首の謀叛』より引用
  • つまり送って寄越した人物の名は、新聞社でも分からないことになる。 畠中恵『アイスクリン強し』より引用
  • この時間、いつもならば台所から母親が返事を寄越すはずなのである。 若月京子『トラブル・トラブル』より引用
  • だから、心のなかでは笑いながら、俺たちに家の鍵を投げて寄越すんだと。 宮部みゆき『模倣犯 下』より引用
  • 周囲何光年の範囲を捜しても応答を返して寄越す相手がいるはずはない。 ホーガン『ガニメデの優しい巨人』より引用
  • ヘリをここに寄越すのが十一時ごろになるだろうと天童さんは言っていた。 乾くるみ『リピート』より引用
  • 村瀬は明子が恢復しはじめた頃から再び手紙を寄越よこすやうになつてゐた。 神西清『青いポアン』より引用
  • うちの店に三人ばかり若いのを寄越よこしている九州の中学の先生だ。 城山三郎『逃亡者』より引用
  • 二三度足を運んだがいつもいないからというんで寄越した手紙だ。 久保田万太郎『春泥』より引用
  • 警察医はどれほど新しくても百年近くはっているはずだと報告を寄越しました。 高橋克彦『即身仏(ミイラ)の殺人』より引用
  • 大川は敏夫に意思をこめた視線を寄越し、そして男のほうを振り返った。 小野不由美『屍鬼(下)』より引用
  • それでお出来になっただけをお寄越しになったらどうでしょうか。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • ところがその前妻は、彼の死後も梶川家には全く連絡を寄越さなかった。 東野圭吾『秘密』より引用
  • 言って、彼は腰に何重にも巻いていたホルダーベルトを放って寄越した。 高殿円『銃姫 02 The Lead in My Heart』より引用
  • それがもう九つにもなつて、画を描いたり手紙を書いたりして寄越す。 牧野信一『サクラの花びら』より引用
  • 次へ »