寄る

全て 動詞
3,007 の用例 (0.01 秒)
  • 帝国ホテル内の線路寄りの位置に小さな郵便局があるのを思い出した。 阿刀田高『幻の舟』より引用
  • 少年しょうねんは、そのおもいもらぬたくさんなかねを、人々ひとびとからもらいました。 小川未明『石をのせた車』より引用
  • 司祭はそのそばへ走り寄り、彼女を両腕に抱きかかえながら言ったのよ。 アレティーノ/結城豊太訳『ラジオナメンティ』より引用
  • その翌日から私はもうFの家を訪れてもグリツプの傍には寄らなかつた。 牧野信一『鸚鵡の思ひ出』より引用
  • かぶっていた手拭を取って火の傍へ寄った女は、あいやまのお玉であります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 新吉は人に疑惑を起させないような歩き方をして女の傍へ寄って往った。 田中貢太郎『女の首』より引用
  • 美人はますますその意を得ざれども、なお渠の言うがままに進み寄りぬ。 泉鏡花『義血侠血』より引用
  • ミミは思わず駈け込んで、女王様の長い長い着物の裾に走り寄りました。 夢野久作『ルルとミミ』より引用
  • と籠を持って、得意そうに寄って来たのは二十歳位の青年であった。 倉田百三『光り合ういのち』より引用
  • と言って松雲のそばへ寄ったのは、長いことここに身を寄せている寺男だ。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 玄関の方へ寄った薬の看板のかげでは、お島の忍び泣するけはいがした。 島崎藤村『家』より引用
  • 女が何処かへ寄ろうと云うのを、またこの次にと云って私達は別れた。 豊島与志雄『微笑』より引用
  • 声をかけて寄ろうとするお絹を、男は押し戻すようにして門の外へ出た。 岡本綺堂『両国の秋』より引用
  • なんのために寄るようなことをしたのか、それすら僕にはわからないんだ。 ドストエフスキー/北垣信行訳『罪と罰(下)』より引用
  • 最初鈴一人だった旅客は、三つの港に寄るうちに八人ほどに増えていた。 小野不由美『十二国記 06 風の万里 黎明の空(上)』より引用
  • その場に夫がいるのを見ると、喜びの叫びをあげてかけ寄ろうとした。 ガボリオ/松村喜雄訳『ルコック探偵(上)』より引用
  • 敬二郎は驚きの目を瞠りながら、馬を曳いて馬車のほうへ寄っていった。 佐左木俊郎『恐怖城』より引用
  • だれのものというわけでもなかったが、彼女にはいい寄るものが数人いた。 バローズ/関口幸男訳『恐怖のペルシダー』より引用
  • 彼が最も好きな作品も、ついには管弦楽団の仲間の人たちに似寄ってくる。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 図書館から彼はふたたび第二病棟に寄り、自分の受持患者を見まわった。 遠藤周作『口笛をふく時』より引用
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