寄るもの

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  • だれのものというわけでもなかったが、彼女にはいい寄るものが数人いた。 バローズ/関口幸男訳『恐怖のペルシダー』より引用
  • みんなは殺生石せっしょうせきといって、おそれてそばへるものはありませんでした。 楠山正雄『殺生石』より引用
  • やはり一般の観光客が来ないかわりにこのような人たちが寄るものとみえる。 松本清張『球形の荒野 新装版(上)』より引用
  • 石のそばにるものは、人でもけものでもどくにあたってたおれました。 楠山正雄『殺生石』より引用
  • てっきりマルタドール市内に寄るものと思っていた三人は、目を丸くした。 高千穂遙『クラッシャージョウシリーズ11 〔映画版〕虹色の地獄』より引用
  • 何とは知らず周囲の草の中で、がさがさ音がして犬のれて居る口の端に這い寄るものがある。 森林太郎『犬』より引用
  • 避けるものは身を惜しむことを知っているけれども、寄るものは身を殺すことを惜しみません。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • そのかかりにはとかくに魚が寄るものであります。 幸田露伴『幻談』より引用
  • 眼を細めて、歯を合せて、襲ひ寄るものを払ひ除けようとしてゐた。 嘉村礒多『途上』より引用
  • 政府の連絡の不徹底に寄るものだった。
  • 誰でも傍へ寄るものは、 容赦なしに焼かれるのだ。 ゲーテ/森鴎外訳『ファウスト(下)』より引用
  • 石段を上って来て、火事見舞を言いに寄るものもあった。 島崎藤村『家』より引用
  • しかしながら帝国陸軍の軍旗をそのままコピーするのではなく、旭日の日章位置が中央の軍旗に対して軍艦旗は旗竿側に寄るものとした。
  • この花園の中でただ無為に空と海と花とを眺めながら、傍近く寄るものが、もしも五月の微風のようにさわやかであったなら、そこに柔かな愛慾の実のなることは明かな物理である。 横光利一『花園の思想』より引用
  • 花の蜜に寄るものと見えます。 若山牧水『樹木とその葉』より引用
  • いつの船でも、飾磨しかまうらには寄るものを。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • また、「アニメ作品を見る場合はどうしても作家に寄るもの」と述べており自身が好む監督に宮崎駿、庵野秀明の名前を挙げている。
  • しかし、戦略的には戦争に勝利する方法を見つけることは出来ず、2度にわたる北部侵攻作戦は、北部地域での勝利によって北部大衆の厭戦感をあおり、かつヨーロッパ列強による和平仲介が開始されることを期待するという、曖昧な戦略目的に寄るものであったが、2度とも勝利を得ることが出来ず撤退に追い込まれている。
  • われ若し富人ならば、われ若し人の廡下ぶかに寄るものならずば、人々の旗色は忽ちにして變ずべきならん。 森鴎外『即興詩人』より引用
  • それ所か、あの娘へ悪く云ひ寄るものでもございましたら、反つて辻冠者つじくわんじやばらでも駆り集めて、暗打やみうち位は喰はせ兼ねない量見でございます。 芥川竜之介『地獄変』より引用
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