寄せ

全て 動詞 名詞
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  • 暗くて狭いそんな場所に、二人肩を寄せ合っているのは妙な気分だった。 佐野良二『尾なし犬』より引用
  • 自分が耳に口を寄せて物をいふまでは自分が來た事が別らないのであつた。 鈴木三重吉『胡瓜の種』より引用
  • 兼家はむしろあつけに取られたといふやうにしてその傍に身を寄せた。 田山花袋『道綱の母』より引用
  • かつまた二葉亭に対して彼ほど厚情を寄せられるのを深く感謝しておる。 内田魯庵『明治の文学の開拓者』より引用
  • 吉兵衛さんは鼻の先に皺を寄せて面白い視線を賀川市長に向けて語った。 賀川豊彦『空中征服』より引用
  • あつめたすなつち二列ふたれつりまして、そのなかみづながしてはあそびました。 島崎藤村『ふるさと』より引用
  • そして癩は機会のあるごとに我々の耳へ口を寄せ、こういってささやく。 伊丹万作『映画と癩の問題』より引用
  • なお中尾のことについては、森口君から左の注意と意見とを寄せられた。 喜田貞吉『俗法師考』より引用
  • と言って松雲のそばへ寄ったのは、長いことここに身を寄せている寺男だ。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • そして一二本の毛を指に摘んで自分の眼に寄せて見る癖が出来て居るらしい。 岡本かの子『鶴は病みき』より引用
  • それでもさうして車を寄せて來るだけがそなたを思うてゐる證據ではないか。 田山花袋『道綱の母』より引用
  • 一部の人々は博士を左翼の思想に可なりの同情を寄せている人と考えている。 戸坂潤『現代哲学講話』より引用
  • 呉葉は次第に女の心が男の方に引寄せられて行くのをまざまざと見た。 田山花袋『道綱の母』より引用
  • ただに弔慰の言葉を寄せないばかりでなく、苦々にがにがしい非難を寄せてきた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • ひとつは何とかしてたしかな証拠を得たいため、一は里子に引寄せられたのです。 国木田独歩『運命論者』より引用
  • 主人の老百姓は、無口な利己的な人物で、彼に同情を寄せていなかった。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • ところがこの髢を見ると二三本ずつ切ったものを寄せ集めて束にしてある。 小酒井不木『謎の咬傷』より引用
  • 立ちどまり、十四歳の娘の肩に腕をまわし、恵子は里里葉を抱き寄せた。 片岡義男『夏と少年の短篇』より引用
  • 少くとも如何に長いにもせよ、事実上短いものの寄せ集めばかりである。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • よほどの苦心をして何かから搾り取って寄せ集めでもしたものに違いない。 大杉栄『獄中記』より引用
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