宿す

全て 動詞
392 の用例 (0.00 秒)
  • 少なくとも子どもの頃は、光を宿した力のある目をしていたはずなのに。 小川内初枝『緊縛』より引用
  • 人間の団子になった従者たちは最後の決意を宿した顔のまま死んでいた。 池上永一『シャングリ・ラ 下』より引用
  • しかし彼等の眼は思想の影さへ宿さず、顔はその日の空の色を帯びてゐた。 リラダン『殘酷物語』より引用
  • 命を宿した自分の身体をいじめることはこの上なく辛いことだっただろう。 東野圭吾『殺人の門』より引用
  • 私の子供を宿しながら、小夜子はなぜ自殺しなければならなかったのか。 横溝正史『金田一耕助ファイル04 悪魔が来たりて笛を吹く』より引用
  • その剣は強い力を宿しており、それを使って失敗する事がなかったという。
  • 私たちは、そこに一宿して、その家の田舎風な料理を、食べさせられた。 獅子文六『食味歳時記』より引用
  • 相手への愛が冷めかけた頃に宿した命は、小夜子に希望を与えてくれた。 池上永一『シャングリ・ラ 下』より引用
  • 舌の上にのみ愛を持ちて心に無情を宿す者、果してよく恋をなし得るや。 佐藤正彰訳『千一夜物語 05』より引用
  • そうして自分の眼に涙を宿す事を許さない彼女の性格を悲しく観じた。 夏目漱石『道草』より引用
  • 実母の夢枕にまで、こんな私の姿を宿して行くような妻ではなかったか。 外村繁『夢幻泡影』より引用
  • 魂と魂との愛が深くなればなる程、その魂を宿す身を求めずには居られない。 宮本百合子『無題(三)』より引用
  • おまえの子どもかもしれない命を宿した体を、少し新田のほうに傾けて。 重松清『疾走(下)』より引用
  • それにしても、妻は、妻の霊はこんな私の姿をも宿して行ってくれたのか。 外村繁『夢幻泡影』より引用
  • あなたは日焼けした手でかじを握り、海の色を宿したひとみで前方を見ている。 森瑤子『ママの恋人』より引用
  • 遠野の血が濃い者は、すべからく特別な力を身体に宿して生まれてくる。 奈須きのこ『月姫 翡翠 true.txt』より引用
  • 美しい子供の頭にこういうものの影を宿す事は一つの罪悪であらねばならぬ。 寺田寅彦『漫画と科学』より引用
  • それは、実は五人組の一人の男、ファウストの種を宿していたんですね。 淀川長治『続・私の映画の部屋』より引用
  • お絹が秀吉の子供を宿したとわかったのはそれから半年後であった。 花登筐『あかんたれ 土性っ骨』より引用
  • レウコクロリディウムでも宿しているのではないかと警戒しているのかも。 西尾維新『鬼物語』より引用
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